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日々の打刻を顔だけで!顔認証打刻のメリットとおすすめ製品をご紹介


昨今、働き方改革や法改正によって、企業は正確な出退勤を把握し、勤怠管理を行うことが重要視されています。従来のタイムカードを用いての打刻などでは、利便性に欠くほか、打刻者本人以外の不正打刻の恐れもあり、勤怠の記録が不正確なものとなる場合があります。
顔認証機能を利用した勤怠管理は、すぐ導入できるという手軽さや、不正打刻の防止などのセキュリティの強化ができるなどのさまざまなメリットがあります。

本記事では、勤怠管理における顔認証機能について、メリットと注意点、顔認証を行う方法について解説し、製品選定のポイントと比較してご紹介します。

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目次[非表示]

  1. 1.勤怠管理における顔認証機能について
  2. 2.顔認証機能のメリット
    1. 2.1.自分の顔だけで打刻ができる
    2. 2.2.不正な打刻の防止になる
    3. 2.3.すぐに利用できる
    4. 2.4.セキュリティの向上
    5. 2.5.入退室管理との連携でさらなる業務の効率化
  3. 3.顔認証機能の注意点
    1. 3.1.必要な機器について
    2. 3.2.環境やシステム障害のトラブル
    3. 3.3.業務形態が異なる社員に注意
  4. 4.顔認証機能を行う方法
  5. 5.製品選定のポイント
    1. 5.1.認証の精度や速度
    2. 5.2.打刻するために必要な機器
    3. 5.3.マスク着用でも利用できるか
    4. 5.4.使いやすさとサポート体制
  6. 6.おすすめの製品
    1. 6.1.KING OF TIME
    2. 6.2.ジョブカン勤怠管理
  7. 7.比較
  8. 8.まとめ

勤怠管理における顔認証機能について

顔認証機能とは名前の通り、自分の顔を登録することで様々なシステムを動かすことのできる生体認証システムのことです。
顔認証のほかに、指紋認証、静脈認証なども生体認証システムに分類されます。
生体情報は類似性の低い、個人固有の情報であるため、高い識別性があり、勤怠管理製品における顔認証機能とは、主に出退勤の打刻に利用されます。

顔認証機能のメリット

顔認証可能な勤怠システムには、不正打刻の防止のほかにもさまざまな利点があります。
顔認証機能のメリットについてご紹介いたします。

自分の顔だけで打刻ができる

ICカードをかざしたり、パスワードを入力するなどの認証方法では、何かしらの機器に接触する必要があります。
顔認証は、顔をカメラで読み取るだけで認証可能な機器に触れる必要がない「非接触」での本人確認となります。
そのため、ICカードなどを取り出す必要もなく、両手で荷物を持っているなどの手が離せない場合にも、自分の顔だけで認証することが可能です。
また、システムによっては、体温の計測機能が組み込まれている場合もあり、打刻と同時に体温計測を行うことも可能です。
異常な体温を検知することで、体調不良者を早期に発見することができ、感染等のリスクの低減にも繋がります。

不正な打刻の防止になる

タイムカードやICカードなどの物理的な方法による打刻は、管理次第では容易に他者による「なりすまし」による打刻が可能なため、勤怠管理において重要な「正確さ」に欠く場合があります。
一方、顔認証での打刻場合、個別の生体情報を使用するため、登録されている本人しか打刻することができません。
そのため、不正なアクセスや誤認識での不正な打刻のリスクを低減することができます。

すぐに利用できる

タイムカードによる打刻は、打刻機などの機器の導入・設置、紙などの様々なコストがかかります。

スマホやタブレットでアプリをインストールする顔認証対応の勤怠管理システムであれば、初期費用などのコストを抑えられる上、すぐに利用することが可能です。
打刻の記録は自動でシステムで集計されるため、データの転記作業が不要になるほか、給与計算システムとの連携で、給与計算の業務効率化にも期待できます。

セキュリティの向上

社員証やICカードなどの物理的な媒体を利用する場合に持ち歩く必要があり、その際に紛失するリスクが常につきまといます。
ICカードを紛失することによって、正確な勤怠の打刻が難しくなり、勤怠管理の手間や、人的なミスの誘発にもつながります。
顔認証の場合には先述の通り、不正打刻の防止になるだけでなく、認証に必要なICカードなどの紛失のリスクがありません。

入退室管理との連携でさらなる業務の効率化

顔認証対応システムは、入退室管理と組み合わせての利用が可能な場合もあります。
施設への入場と打刻を併せて行うことも可能なため、打刻漏れの防止や、休憩・実働時間の管理が可能になります。
高セキュリティのオフィスや工場などで利用する場合は、入退室管理も可能なシステムを導入することで、より正確な勤怠管理ができるなど業務効率化に貢献できます。

顔認証機能の注意点

顔認証機能での打刻は様々な利便性の反面、思わぬ落とし穴もあります。
悔いのないシステム導入を行うためにも、注意点について確認しておくことが重要です。

必要な機器について

顔認証での勤怠管理の場合、必要な機器の台数など確認することが重要になります。
オフィスや大規模な工場などの出入り口が複数ある場合、各出入り口に機器を設置する必要があるため、事前に必要な数を把握し、適切に設置する必要があります。

打刻機の数を増やすことで、導入の際のコストも変動するため、必要な機器、設置に必要な費用、メンテナンスにかかる費用など、事前に確認・検討をする必要があります。

環境やシステム障害のトラブル

顔認証は利用する環境によっては精度が低下し、認証が難しくなる場合があります。
・光が強すぎる場所
・顔が認識できないほど暗い場所
・正面からカメラを見ることができない設置場所

上記のような環境では、顔認証がうまく機能しない可能性があるため、利用する環境をしっかりと精査する必要があります。

また、勤怠管理システムの注意点として、システム側のトラブルなどもあります。
システムの不具合・サーバー障害によって、正確な勤怠の管理を行うことが難しくなる場合があります。
トラブルの規模によっては、勤怠の記録、給与計算に影響が出ることもあります。
安定や信頼を確保するために、こまめなバックアップや定期的なメンテナンスを行うことも重要です。
トラブル発生時の対応に、どれだけ迅速に、適切な対応が行われるかについても確認しておきましょう。

業務形態が異なる社員に注意

機器を設置する形の顔認証での勤怠管理の意外な落とし穴として、テレワーク、リモートワークなどで出社しない従業員の勤怠管理の対応があります。
出社しないワークスタイルに対応するためには、別途でスマートフォンから顔認証で勤怠管理ができるシステムを用意したり、タスク管理システムや、タイムトラッキングツールなどのツールを活用し、業務や作業時間の管理の徹底が必要になります。

顔認証機能を行う方法

顔認証機能を行うためには、顔認証に対応しているシステムの導入が必須となります。
製品によって異なりますが、アプリをiPadやスマートフォンにインストールするものか、顔認証専用の機器を設置することで利用可能です。

顔認証を用いて打刻する場合、まずはシステムにあらかじめ利用する人の顔情報を登録します。
打刻を行う際には認証機器のカメラで顔を撮影し、システムに登録した顔の情報と一致することで打刻が完了します。
また、出退勤などの勤怠のデータは、打刻時にシステム上で自動集計されます。
そのため、タイムカードでの打刻のように手作業による転記作業は必要ありません。

製品選定のポイント

認証の精度や速度

顔認証システムを導入する際に、どれくらい正確に、どのくらいの速度で打刻できるかは重要なポイントです。
顔認証の速さはシステムによりますが、0.2秒で完了するものや、カード認証と同程度の約1〜2秒で完了するものと製品によって幅があります。
利用する従業員が多い企業については、一つの機器の認証スピードによって行列ができる可能性もあるため、認証スピードの速い製品を選ぶことで、スムーズな打刻が可能になります。

打刻するために必要な機器

打刻に必要な機器もシステムによって違いがあります。
主に専用の機器を必要とするものか、スマホやタブレットにアプリをダウンロードして利用するものの二種類になります。
タブレットなど顔認証に利用できる端末を所持している場合、アプリダウンロードで利用可能な製品がおすすめです。
アプリをダウンロードすることですぐに利用でき、専用機器を導入するための初期費用を抑えることが可能です。
タブレットなどを所有していない場合には、専用の機器を導入するのもいいでしょう。
ただし、専用機器を導入する場合には、初期費用や設置費用などのコスト面に注意が必要になります。
昨今はアプリをダウンロードするタイプが主流となっているので、まずはアプリでの導入から検討することがおすすめです。

マスク着用でも利用できるか

体調がすぐれないときや、工場・現場などでマスクをつける機会が多い場合には、マスクを外すことなく打刻を行いたいというニーズもあるかと思います。

顔認証に対応した勤怠管理システムの中には、マスクをつけた状態のままでも打刻が可能な製品もあります。
現場のニーズや環境に応じて、マスクを着用したままでも顔認証可能かどうかを確認することも必要です。

使いやすさとサポート体制

日々の勤怠管理を行う勤怠管理製品は、必然的に使用頻度が高くなります。そのため、利用する従業員や担当者にとって「使いやすさ」は重要です。

使いにくい製品を導入してしまった場合、管理に負担がかかるほか、せっかく導入しても定着しにくくなってしまいます。
出退勤の打刻だけではなく、他システムとの連携、勤怠データの取り込みが簡単にできるかも併せて確認することをおすすめします。
また、トラブルが発生した際のサポート体制についても確認しましょう。
サポートが充実しているシステムであれば、故障や不具合の場合にもいざというときにスムーズな対応が期待でき、安心して利用ができます。

おすすめの製品

クラウド勤怠管理システムにも様々な製品があります。
今回は顔認証が可能なクラウド製品を2つピックアップしてご紹介いたします。

KING OF TIME

株式会社ヒューマンテクノロジーズが提供するクラウド型勤怠管理システムです。

労働時間の上限規制や年次有給休暇5日取得義務・勤務間インターバル・高度プロフェッショナル制度と働き方改革に対応できる機能が搭載されています。
テレワークにも対応できる豊富な打刻手段・充実した機能が特徴です。

\その他にもこんな機能があります!/

クラウド勤怠管理市場シェアNo.1(※)のシステムで【初期費用0円、月額300円/人】でお客様の状況に合わせたサポートをご用意しているので、初めてのクラウドシステムを導入する方にもおすすめです。

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ジョブカン勤怠管理

株式会社Donutsが提供するクラウド型勤怠管理システムです。
シフト管理機能の充実や工数管理もできるなど、組み合わせ可能なプラン構成も利用しやすいポイントとなっています。

\ジョブカン勤怠管理 の製品詳細&資料DLはこちら/


  ジョブカン勤怠管理|サービス|Cloud Service Concierge Cloud Service Conciergeによるジョブカン勤怠管理の紹介ページです。ジョブカン勤怠管理は、これ1つで勤怠管理業務に必要な機能を備えており、それでいてシンプルな操作であるため、初めてでもすぐに使い始められます。 SaaS業界に精通したプロが最適なツールを厳選|Cloud Service Concierge

比較

顔認証に対応したおすすめ勤怠管理製品を比較してご紹介いたします。


強み

〇低価格(全ての機能がワンプライス)
〇豊富な機能
〇世界No.1の認証精度「Bio-IDiom KAOATO」
業種や雇用形態を問わず利用可能

〇低価格(必要な機能により選択可能)
〇シリーズ連携で勤怠・給与・労務を一元管理
〇工数管理も可能
本人認識率98%、認識速度1秒以内

マスク着用

顔認証推奨環境

iOS/iPad

iPad

システム

初期費用

0円
※顔認証打刻に必要な機器の費用が別途発生

システム利用

月額料金

一人当たり300円

一人当たり200~500円

無料トライアル期間

30日間

まとめ

本記事では、数ある打刻方法の中でも顔認証機能について焦点を当て、顔認証機能について、メリットと注意点、顔認証を行う方法について解説し、製品選定のポイントと比較してご紹介しました。
顔認証による打刻を行うことで、利便性の向上、本人以外のなりすまし打刻の防止ができるため、セキュリティ強化になるほか、多くの社員が出入りする企業では勤怠管理のさらなる効率化が期待できます。

Cloud Service Concierge』では、Horizontal SaaSに精通した専門コンシェルジュが導入に向けた無料相談を承っております。

今回ご紹介した製品の概要や、具体的な料金が気になる・もっと詳細な情報が欲しい等々ありましたら、お気軽にご相談ください。


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SB C&S株式会社内SaaS専門チーム「Cloud Service Concierge」が記事の執筆や監修を進めています。ブログ記事は、SaaSの基礎知識やSaaS製品の選定ポイントなどを中心に情報を発信しています。
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