
【Canva World Tour2025】最新リリース情報まとめ
「Canva World Tour」は、Canva最大のイベントである「Canva Create」に次ぐ規模を誇る大型イベントです。
ワークショップやトークセッションを通じてデザインのコツやCanvaの最新情報が発表されます。
本記事では2025年10月末に開催された「Canva World Tour2025」のキーノートセッションで発表された最新情報についてご紹介いたします。
現地レポートについてはストリートスマート社の記事をご覧ください。
Canva World Tour 2025 レポート(基調講演)
目次[非表示]
- ・Canva World Tour2025とは
- ・9つの大きなアップデート
- ・①Video 2.0
- ・②Interactive Design(Canva Forms&Date meets Canva Code)
- ・③Email Design
- ・④Canva Design Model
- ・⑤AI where you work
- ・⑥Ask Canva
- ・⑦Canva Grow
- ・⑧Brand System
- ・⑨Meet the New Affinity
- ・新たな「Businessプラン」がスタート
- ・よくあるお問合せ
- ・Q.Canvaのストレージ容量の対象となるデータはどんなものがありますか?
- ・Q.チームスプランを契約中なのですが、引き続き利用可能でしょうか?
- ・Q.メーカーと直接契約している契約を、販売店経由の契約に変更可能か
- ・まとめ
Canva World Tour2025とは
2025年10月末に開催されたCanva World Tourは過去最大規模のものとなりました。
4月に行われた「Canva Create」での発表から半年が経ち、この間に約60億件の新しいデザインが作成されるなど、Canvaは順調な成長を遂げています。今回の発表にも大きな注目が集まりました。
Canvaの本拠地であるシドニーで開催された本イベントのキーノートセッションで重要な発表が行われました。
現地で参加した方々やライブ配信を視聴した世界中のユーザーから大きな反響を呼んだ、9つの新機能と新しいプランについてご紹介します。
9つの大きなアップデート
Canvaの利用ユーザーが増えたことで、コミュニティも活性化され、多くの要望がCanvaに届いているそうです。今回はそんな要望の中から9つの新機能がリリースされました。
①Video 2.0
プロツールが持つ高度な機能と、Canvaのシンプルさの融合より効率的に多様な動画の作成できるようになりました。
簡単なプロンプトでAIが複数のビデオを作成することができます。また、編集にもタイムライン機能が追加されたことでよりスムーズに作業をすすめられるようになりました。
<特徴>
- 編集を直感的に行える新しいタイムライン機能
複数トラックの動画編集を視覚的に管理でき、要素の移動やカットを直感的に操作可能。
初心者でも複雑な動画構成をスムーズに編集。 - 複数の動画をAIが自動で生成
簡単なプロンプトを入力するだけで、CanvaのAI機能が雰囲気に合った複数のビデオを即座に生成。
<こんな方におすすめ>
- マーケティング・人事部門
SNS広告、採用動画、商品紹介などの動画制作を効率化、リアルタイムな情報発信やより魅力的なコンテンツの作成を実現!
②Interactive Design(Canva Forms&Date meets Canva Code)
「Canva Forms」はウェブサイトやプレゼンテーション内にフォームを組み込む機能です。ドラッグアンドドロップで直感的に編集できるほか、収集したデータをCanva Sheetsですぐに分析可能です。
さらに「Data meets Canva Code」を使うことで、収集データをもとにデザインを作成したり、Webサイトとして公開もできます。
<特徴>
- ドラッグ&ドロップでフォームを追加 Canva Form
Webサイトやプレゼンテーションに、サードパーティーアプリなしでカスタマイズ可能なフォームをドラッグ&ドロップで追加。収集したデータはCanva Sheetでリアルタイムに確認可能。 - データの収集・表示を一元管理 Data meets Canva Code
Canva Code で、わずか数秒でインタラクティブなデザインを作成しエディターでカスタマイズ。ユーザーの反応データは自動で「Canva Sheets」に送られ、詳細な確認が可能。
<こんな方におすすめ>
- マーケティング・営業・総務部門etc
イベント申し込み・製品に関する問い合わせ・社内意見箱などのフォームを設置し、情報を収集。よりインタラクティブなコミュニケーションを。
③Email Design
メールマガジンのデザインもCanvaで作成できるようになりました。多くのテンプレートが用意され、今まで通りの操作感で簡単に作成できます。
プレビューもデスクトップ画面、モバイル画面の両方に対応しており、Canvaの画面上からテストメール送信も可能となりました。
<特徴>
- 業界に特化した魅力的なテンプレートとAI生成
テンプレートを活用するもよし、AIを使ってブランドに合った魅力的なデザインを生成するもよし。バナー、ビジュアルを追加して、細部まで注目の集まるメルマガに。 - プレビューやテストメールも
調整が終わったら、デスクトップやモバイルでデザインをプレビューし、テストメールを送信し、HTMLをエクスポートしてあらゆるプラットフォームで使用。
<こんな方におすすめ>
- マーケティング・営業部門etc
ニュースレターなどの販促メールを効率的に魅力的に作成。より魅力的なデザインで開封率やクリック率を向上しビジネスに貢献。
④Canva Design Model
デザインに特化したAIモデルも登場しました。デザイン内のテキストや画像、レイアウトの組み合わせを理解し編集可能な形で出力します。
<特徴>
- 編集可能なデザインをわずか数秒で自動作成
構造からレイヤリング、階層、ブランディング、そして視覚的な論理まで、デザインのあらゆる側面を理解し、細部まで編集可能なコンテンツをわずか数秒で作成。 - ChatGPTやGeminiにも統合
ChatGPT、Claude、Geminiなどのプラットフォーム内でも利用可能になっており、Web上のデザイン生成ツール全体の水準を向上。
<こんな方におすすめ>
- デザインを作成するあらゆる人
アイデアが浮かんでから、すぐにデザインの完成までたどり着くことが可能。
⑤AI where you work
AI生成したデザインの編集を容易にする機能も搭載されます。
生成したデザインからさらに細かく編集可能で、パーツ毎の位置変更や回転など調整が簡単に行えます。
一つの要素を選択し他の素材をそのスタイルに合わせるといった作業もワンクリックで完了します。
<特徴>
- 編集可能なデザインをエディター内で生成
SNSへの投稿、プレゼンテーション、Webサイト、動画、写真、動画、カスタムコード、アイコン、図形、さらには3Dど、作成物が何であれ、わずか数秒でデザインを完成 - スタイルマッチ・マジック背景で統一感を
スタイルマッチで他の素材の外観や雰囲気に合わせてデザインを即座に統一。マジック背景で配置されている被写体やレイアウト、スタイルにフィットする背景を生成。
<こんな方におすすめ>
- デザインを作成するあらゆる人
デザインタブからすぐに編集を始められるなど、ワークフローが非常にシームレスに。さらに効率的なデザイン作成を後押し。
⑥Ask Canva
いつでもデザインについて相談できる相棒のようなAI機能が追加されました。
AIにデザインのアドバイスを聞けるのはもちろん、回答するAIは作業中のデザインを考慮して回答してくれます。
<特徴>
- デザインに迷ったら「Canva AI」に相談
コメントに「@Canva」をタグ付けするだけで、Canva AIがユーザーの作業画面を見て背景を理解し、作成中のデザインに特化したアドバイス。 - ChatGPTやGeminiにも統合
デザインを考慮できる設計になっているため、追加の指示文なしに、文脈に応じたフォントや色、トーンを作品に適用。
<こんな方におすすめ>
- デザインを作成するあらゆる人
デザインに迷いが生じたら「Canva AI」に相談。リアルタイムのアドバイスで作業を中断することなく効率的に魅力的なデザインを。
⑦Canva Grow
マーケティングもCanvaが力になります。
自社サイトを参考にインパクトのある広告を作成することができ、作成した広告をそのままMetaなどのプラットフォームに公開可能です。
<特徴>
- ブランドに合ったインパクトのある広告を生成
自社のWebサイトをスキャンしてブランドを理解、その情報に基づいたインパクトのある広告を作成。直接SNSに投稿も。 - AIがパフォーマンスと改善点を提案
SNSアカウント連携でリアルタイムの洞察、パフォーマンスの高い広告やそうでない広告について把握し、次の広告を改善。
<こんな方におすすめ>
- SNS運用担当者
デザインの作成から投稿、改善アクションまでをCanvaで効率的に実現。効果的なSNS運用を。
⑧Brand System
あらたなブランドシステムはAIを活用することでより便利になります。
自社のロゴを参考にブランドキットを自動生成するなど効率性も上がっています。
<特徴>
- ブランドキットの自動生成
ロゴを一つ追加するだけで、フォント、カラー、ガイドライン全てを含むブランドキットが自動生成。 - デザインにはブランドを自動反映
AIがブランドを理解し、新しいデザイン作成時にブランドキットを添付するだけでデザインに簡単反映。
<こんな方におすすめ>
- 組織やチームでデザインを作成する方
大規模なブランド管理をよりスマートかつ柔軟に行い、自信を持ってアイデアをインパクトに。
⑨Meet the New Affinity
プロ向けのグラフィックツールであるAffinityを有償Canvaユーザーが追加料金なしで利用できるようになりました。
Affinityではこれまで個別のツールだったピクセル、ベクター、レイアウトツールも統合されさらに使いやすくなっています。
<特徴>
- 一新されたAffinity
ベクター、ピクセル、レイアウトツールを1つのアプリに統合。アプリを切り替える必要はなく、同じキャンバス上で扱い効率的にデザイン作成作業を。 - デザインがさらに多様化
AffinityとCanvaの連携でAffinityでデザインと微調整を行い、そのデータをCanvaに直接取り込んで共同作業、公開が可能に。Canva有償版をお持ちの方はAffinity内でCanva AIのツールをご利用可能。
<こんな方におすすめ>
- デザインを作成するあらゆる人
追加のコストなしで高度な編集を実現し、より魅力的なデザインを。
新たな「Businessプラン」がスタート
前項でご案内した新機能を利用できる「ビジネスプラン」が公開されました。
従来の「チームスプラン」は終了し、今後は法人向けプランとして「ビジネス」と「エンタープライズ」の2つが提供されます。
「ビジネスプラン」では、個人向け有償版である「プロプラン」よりも大容量のストレージやブランドキットが利用可能で、1ライセンスから契約できます。
今回発表された高度なツールを活用でき、さらにパワフルになった「ビジネスプラン」は特におすすめです。
なお、既にメーカー公開のプラン比較ではチームスプランの表示がビジネスプランに変更されていますが、SB C&S株式会社経由のご契約の場合2025年11月末までチームスプランの契約が可能です。※詳細な発注期限については弊社へお問合せください。

よくあるお問合せ
Q.Canvaのストレージ容量の対象となるデータはどんなものがありますか?
A.アップロードした写真や動画が対象となります。
Q.チームスプランを契約中なのですが、引き続き利用可能でしょうか?
A.日本の販売店様経由のご契約の場合、更新やライセンス追加も含め引き続きご利用可能です。
Q.メーカーと直接契約している契約を、販売店経由の契約に変更可能か
A.可能です。現在の契約がチームスプランでもビジネスプランに変更した上で販売店経由の契約に変更できます。
※価格は異なりますのでご注意ください。
まとめ
本記事では10月末に発表されたCanva World Tourでの発表内容と、新たなプランであるビジネスプランについてご紹介しました。
より充実した機能が備わったCanvaを導入すると、プロフェッショナルなデザインを迅速かつ手軽に作成することができるようになるため、業務効率の向上、資料のクオリティアップにお役立ていただけることでしょう。
『Canva相談センター』では、Canvaの専門コンシェルジュが導入に向けた無料相談を承っております。今回ご紹介した製品の概要や、具体的な料金が気になる・もっと詳細な情報が欲しい等々ありましたら、お気軽にご相談ください。



