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【2025年版】オンライン会議ツール徹底比較!最適な選び方とおすすめの1本

リモートワークやハイブリッドワークの普及により、オンライン会議ツールは企業活動に欠かせない存在となっています。
しかし、機能や料金体系が多様であるため、どのツールを選んだほうがよいか迷うケースも少なくありません。

本記事では、主要ツールの特徴と比較ポイントを整理し、利用目的に合った最適なサービスを見つけるための指針を紹介します。

目次[非表示]

  1. はじめに|オンライン会議ツールの重要性とこの記事でわかること
  2. 失敗しないオンライン会議ツールの選び方 比較ポイントを徹底解説
    1. ①利用人数や規模で選ぶ
    2. ②必要な機能で選ぶ|画面共有や録画・ブレイクアウトルームなど
    3. ③料金プランで選ぶ 無料版と有料版の違い
    4. ④セキュリティと安定性で選ぶ
    5. ⑤操作性とサポート体制で選ぶ
  3. 主要オンライン会議ツール徹底比較|各ツールの比較、特徴と機能
    1. Zoom Workplace、Google Meet、Teamsの比較
    2. Zoom Workplaceの特徴
    3. Google Meetの特徴
    4. Microsoft Teamsの特徴
  4. 目的別おすすめオンライン会議ツール 最適な1本を見つける
    1. ビジネス利用に最適なオンライン会議ツール
    2. 大人数でのウェビナーにおすすめのオンライン会議ツール
  5. オンライン会議ツール導入前の注意点とよくある質問
    1. ①複数ツールの併用は可能か
    2. ②ゲスト参加のしやすさについて
    3. ③サポート体制の確認ポイント
  6. まとめ

はじめに|オンライン会議ツールの重要性とこの記事でわかること

冒頭でもお伝えしたように、オンライン会議ツールは、時間や場所にとらわれずに業務を遂行するうえで不可欠なインフラです。
特に、社内外の関係者と連携するビジネスシーンでは、信頼性の高いコミュニケーション手段が求められます。

上記をふまえ、本記事では以下のことを中心にまとめています。

  • ビジネスに最適なオンライン会議ツールの選定ポイント

  • Zoom Workplace・Google Meet・Microsoft Teamsの主な機能の比較

  • 利用目的に応じたおすすめツール(会議、ウェビナー、セキュリティなど)

  • 導入前に確認したほうがよい注意点と、よくある質問への対応策

自社のニーズに合ったオンライン会議ツールを比較しながら、最適な1本を選ぶ目安にしてください。

失敗しないオンライン会議ツールの選び方 比較ポイントを徹底解説

オンライン会議ツールは多様な選択肢があり、導入目的やシーンにより重視すべきポイントは異なります。
利用人数や料金、機能面のほか、セキュリティやサポート体制も見逃せません。

適切に比較することで、コストを抑えつつ効率的に活用でき、長期的に定着する仕組みを作れます。
以下に、具体的な観点からオンライン会議ツールの選び方を整理しました。

①利用人数や規模で選ぶ

会議の規模はツール選定の大きな判断基準です。
少人数の社内打ち合わせであれば、基本的な機能が備わったシンプルなツールで十分です。
一方、数百人規模のウェビナーや全社的なオンラインイベントでは、大規模人数に対応できるオンライン会議ツールのプランが不可欠になります。

参加人数の上限はオンライン会議ツールによって差があり、追加ライセンスを契約する必要が生じるケースも少なくありません。
利用するシーンを具体的に想定してから選ぶと、導入後に不足を感じるリスクを減らせます。
また、将来的な拡張性も考慮すると安心です。

②必要な機能で選ぶ|画面共有や録画・ブレイクアウトルームなど

オンライン会議では、画面共有や録画・チャット・参加者のグループ分けが可能なブレイクアウトルーム※1など、利用シーンごとに重要な機能が変わります。
例えば、営業商談では録画による議事録代替が必要であり、研修やワークショップではブレイクアウトルームが欠かせません。

必要機能を明確にしてから選定すれば、実際の活用度が高まります。
逆に不要な機能を含む高額プランを選ぶとコストの無駄につながります。
業務内容と照らし合わせた選び方が大切です。

※1 ブレイクアウトルーム:Zoom Workplaceなどのオンライン会議ツールで、大規模なミーティングやセミナーを少人数グループに分割し、別々の部屋(ルーム)で同時に議論や共同作業を行える機能のこと。

③料金プランで選ぶ 無料版と有料版の違い

料金は導入判断の重要な要素です。
これは社内会議だけでなく、取引先企業とのオンラインミーティングやウェビナーなど、セキュリティや人数制限に関わることも考えなくてはなりません。
有料版は時間制限に余裕があり、参加人数や録画保存容量、セキュリティ機能などが拡張されます。
最初から有料プランを試さず無料プランを試験的に導入した後、必要性を確認して有料プランへ移行する方法もあります。

特にビジネスシーンの利用では、有料プランを選ぶことで安定的な運用と充実した機能を享受できます。
長期的な活用を前提に考えるなら、費用対効果を見極めた上で有料版を選定するのが現実的です。

④セキュリティと安定性で選ぶ

業務利用においては、通信の暗号化や多要素認証などのセキュリティ機能が不可欠です。
さらに、回線の混雑時でも安定して接続できることが重要です。接続が不安定な場合、業務効率が低下するだけでなく、社外の信頼性にも影響します。

ツール導入前には、セキュリティ対策の内容や動作環境の安定性を必ず確認しておく必要があります。
例えばシングルサインオン(SSO)※2に対応しているかどうかや暗号化機能※3に対応しているか、といった点も選定基準の一つとして重要です。

※2 シングルサインオン(SSO):一度のログイン認証で複数のアプリケーションやサービスへアクセスできる仕組みを指す。ユーザーは複数のパスワードを管理する手間から解放され、セキュリティリスクも低減する。

※3 暗号化機能:会議でやり取りされる音声・映像・データなどをインターネット上で第三者に盗み見られたり、改ざんされたりしないように、そのままでは読み取れない形式に変換するセキュリティ対策を指す。

⑤操作性とサポート体制で選ぶ

導入後に社内全体で使いこなすには、直感的に操作できる分かりやすさが求められます。
操作が複雑な場合、なかなか利用が進まず、定着しないことも想定されます
また、利用中に不具合や疑問が生じた場合に問い合わせできるサポート体制が整っていることも重要です。

特にビジネス利用では、迅速に対応してもらえるヘルプデスクやFAQが充実していると安心です。

主要オンライン会議ツール徹底比較|各ツールの比較、特徴と機能

数多く存在するオンライン会議ツールのなかでも、Zoom Workplace、Google Meet、Microsoft Teamsの3つは特に利用頻度が高いサービスです。それぞれに強みがあり、業務スタイルによって最適な選択肢が変わります。

Zoom Workplace、Google Meet、Teamsの比較

まず、それぞれのサービスのタイプについて、以下のように整理しました。

Zoom Workplace、Google Meet、Microsoft Teamsのタイプ】

サービス

タイプ(最大参加人数)

Zoom Workplace

プロ(小規模チーム向け/1~99名迄)

ビジネス(中小企業向け/1~250名迄)

Google Meet

Starter(小規模チーム向け/100名迄)

Standard(小規模チーム向け/150名迄)

Plus(中小企業向け/500名迄)

Microsoft Teams

Microsoft Teams Essentials(小規模チーム向け/300名迄)

Microsoft 365 Business Basic(小規模チーム向け/300名迄)

Microsoft 365 Business Standard(中小企業向け/300名迄)

Zoom Workplace、Google Meet、Microsoft Teamsの特徴と機能】

サービス

主な特徴

メリット・ストレージ

Zoom Workplace

  • 最大30時間のミーティング期間
  • 高画質・高品質
  • 安定した接続品質
  • 画面共有、ブレイクアウトルーム、バーチャル背景などの豊富な機能
  • クラウドに録画を保存できる
  • Slackなどの他のアプリとの連携
  • 圧倒的操作性の高さ(UIが優れている)
  • 安定した接続
  • 機能面の充実ぶり
  • プロはローカルと10GBクラウド、ビジネスはローカルと10 GBクラウド(いずれもライセンスごと)
  • チャット、ビデオ会議、ファイル共有の他、クラウド電話のオプションや、有償プランであれば追加費用なして利用可能なAIアシスタント(AI Companion)

Google Meet

  • Googleアカウントがあればすぐ使える
  • シンプルな操作感
  • Gmail・カレンダーと連携
  • 録画するにはGoogleWorkspaceの有料プラン(Standardから)に加入する必要がある

Microsoft Teams

  • チャット、ビデオ会議、ファイル共有を統合し、Microsoft 365アプリ(Word、Excelなど)との連携が容易
  • 業務効率とスピードの向上
  • 録画は有料のMicrosoft 365に加入する必要がある。

Zoom Workplaceの特徴

Zoom Workplaceは直感的に操作でき、安定した通信品質・簡単な参加方法・多様な機能などが特徴です
特にブレイクアウトルーム機能は、研修や大人数会議でのグループ分けに適しており、教育機関や企業研修で活用されています。

さらに、録画機能や仮想背景といった利便性の高い機能も揃っています。
料金プランは中小企業向けから大企業向けまで幅広く、利用規模に応じた柔軟な選択が可能です。

Google Meetの特徴

Google MeetはGoogle Workspaceに含まれており、GmailやGoogleカレンダーとのシームレスな連携が大きな魅力です。
ブラウザから直接利用できるため、専用アプリをインストールせずにすぐ始められます。

業務フローのなかで自然に組み込める点は、Googleサービスを日常的に利用している企業にとって大きな利点です。
利用環境を問わず手軽にアクセスできるのも強みです。

Microsoft Teamsの特徴

Microsoft TeamsはMicrosoft 365に統合されており、WordやExcel、PowerPointといった業務アプリとの連携に優れています。
単なる会議ツールとしてだけでなく、チャットやファイル共有を含む社内コミュニケーション基盤としても機能します。

また、プロジェクトごとのチーム作成やタスク管理にも対応しており、組織全体でのコラボレーションを強化できます。
Microsoft製品を中心に利用する企業に適した選択肢です。

目的別おすすめオンライン会議ツール 最適な1本を見つける

オンライン会議ツールは導入目的に応じて最適解が異なります。
業務の中心が日常会議か、イベント配信か、あるいはセキュリティ重視かによって求められる機能が変わるためです。
目的別に整理して比較することで、導入効果を最大化する判断が可能になります。

ビジネス利用に最適なオンライン会議ツール

日常的な会議や商談、社内コミュニケーションを効率化するには、安定した接続とわかりやすい操作性を備えたツールが必要です。
さらに、導入後に利用を定着させるためのオンラインサポート体制も重要です。

Zoom WorkplaceやMicrosoft Teamsは、ビジネス利用において幅広い業種で導入されており、円滑な意思疎通を支援しています。

大人数でのウェビナーにおすすめのオンライン会議ツール

機密情報を扱う企業では、暗号化通信や多要素認証、アクセス権限の細かな制御が可能なツールが望まれます。
これにより、外部からの不正アクセスを防ぎ、会議情報の保護を徹底できます。

Zoom WorkplaceやGoogle Meetは企業向けにセキュリティ基準が整備されており、大人数でのウェビナー対応や、セキュリティの厳しい業界でも安心して利用できます。
高度な安全性を求める場合に適しています。

オンライン会議ツール導入前の注意点とよくある質問

導入を検討する際には、既存のシステムや業務フローとの整合性を確認しておく必要があります。
また、利用ルールをあらかじめ整備しなければ、社内で混乱を招く恐れがあります。

さらに、よくある疑問を解消しておくことで、導入後の不安を軽減できます。

①複数ツールの併用は可能か

複数のツールを使い分けることは可能です。
相手先の企業が利用しているツールに合わせる場合や、用途によって異なるツールを選択するケースもあります。
ただし、社内のルールが不十分だと混乱が生じやすいため、運用体制を整えることが前提になります。

②ゲスト参加のしやすさについて

取引先や外部パートナーを招く場合、アカウントが不要で簡単に参加できるかどうかは重要な要素です。
Zoom WorkplaceはURLリンクを共有するだけで参加でき、Google Meet※4もアカウント不要で利用できます。
こうした参加のしやすさは、外部との連携をスムーズにします。

※4 利用するには、招待された側がパソコンのブラウザから招待URLをクリックし、名前を入力して参加リクエストを送信、主催者がそれを承認する必要がある。

③サポート体制の確認ポイント

ツール導入後は、操作に関する疑問や不具合が必ず発生します。
そのため、サポート体制が整っているかどうかが重要です。
ヘルプデスクやFAQの充実度、サポート対応時間を事前に確認しておくと安心です。
利用者が安心して使える体制を備えたツールを選ぶことが推奨されます。

まとめ

オンライン会議ツールは、利用規模や目的によって最適な選び方が変わります。
主要ツールの特徴を比較し、自社のニーズに合った一本を選定することで、業務効率化と円滑なコミュニケーションを両立できます。
ビジネスの信頼性を高めるためにも、安定性とセキュリティを兼ね備えたツールを導入することが重要です。

また、オンライン会議ツールを導入したものの、事前準備が不足していたために現場では十分に活用できていないケースも見受けられます。
そこで、現場に受け入れられやすいオンライン会議ツール選定のポイントをまとめた資料をご用意しました。
以下のリンクからダウンロードしていただけると幸いです。

「自社に合ったWEB会議ツール選定の為のチェックポイント」 

各商標について】

Google Meet:Google LLC の商標または登録商標です。

※Microsoft Teams:米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

※Microsoft 365、Word、Excel、 PowerPoint:米国Microsoft Corporation(および/またはその関連会社)の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

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