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ポップアップバナーとは?種類やメリット・Canvaを使ったデザイン方法について解説

Webサイトを閲覧中に画面上に表示されるポップアップバナーは、適切に設計することで、ユーザーの離脱を防いだりコンバージョン率を高めたりするうえで大きな効果があります。
突然表示されて驚くこともありますが、表示するタイミングや内容を工夫すれば、ユーザーにとって役立つ情報を提供する手段に変わります。

本記事では、ポップアップバナーの基本事項や種類、メリット、さらにCanvaを使ったデザイン方法まで、幅広く解説します。

※ 本ブログ記事の内容は、記事掲載時点の情報に基づいて記載されています。そのため、製品に関する情報については、アップデートなどにより現行の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください

目次[非表示]

  1. ポップアップバナーとは
    1. ポップアップバナーが表示される仕組み
    2. ポップアップバナーが「邪魔」と感じられないためには
    3. ポップアップバナーで実現できる施策
  2. ポップアップバナーの主な種類と特徴
    1. ①ライトボックス
    2. ②フルスクリーン
    3. ③スライドイン
    4. ④フローティングバー
    5. 目的別のポップアップタイプ選びの判断基準
  3. ポップアップバナーの3つのメリット
    1. 購買意欲を高めてコンバージョンを促進
    2. 離脱防止とサイト内回遊率の向上
    3. メルマガ登録とリード獲得の効率化
  4. Canvaでポップアップバナーをデザインする方法
    1. デザイン前に決めておく企画や設計のポイント
    2. Canvaでポップアップバナー画像を作成する流れ
      1. 手順1:テンプレートを選んでキャンバスを設定する
      2. 手順2:テキスト・画像・素材を編集して仕上げる
      3. 手順3:書き出してポップアップツールにアップロードする
      4. 手順4:ポップアップバナーを実装する方法
    3. クリックを促すポップアップバナーのデザインとは
  5. まとめ

ポップアップバナーとは

ポップアップバナーとは、Webサイト閲覧中に画面上へ自動的に表示されるバナー型の広告や通知コンテンツのことです。
ユーザーの行動(スクロール量、滞在時間、離脱動作など)にあわせて表示されるため、静的なバナーに比べて注目されやすい特徴があります。

ポップアップバナーが表示される仕組み

滞在時間やスクロール量、マウスカーソルの動きやページ離脱の動作など、さまざまなユーザーの行動に合わせて表示タイミングをコントロールできます。
常に表示されている静的バナーとは異なり、ユーザーが一定の関心を示したタイミングで表示するため、クリック率や反応率が高まりやすい特性があります。 

ECサイトやブログ、飲食店のサイトなどあらゆるサイトで表示できるため、コンバージョン獲得の手段として幅広く活用されています。

ポップアップバナーが「邪魔」と感じられないためには

ポップアップバナーは、ユーザーの意図と関係なく表示してしまうと、ページからの離脱につながる原因になります。
そのため、適切な表示の場所や内容、タイミングを設計することがもっとも大切です。  

例えば、商品ページで迷っているユーザーにサポート案内表示したり、関連商品を紹介したりするなど、「ユーザーにとって役立つ情報」を届けることで歓迎されやすいコンテンツになります。
さらに、ポップアップバナーのクリック率は、内容やデザイン、ターゲット設定によって大きく変わります。最適化をくり返し行うことで、コンバージョン率を高めることが期待できます。

ポップアップバナーで実現できる施策

ポップアップバナーは、クーポンの配布やセールの告知、期間限定オファーなど、コンバージョン率アップにつながるさまざまな施策に活用できます。
また、離脱しそうなユーザーに特典や割引を提示する「離脱防止ポップアップ」としても効果的で、カゴ落ち※1や直帰率の改善が期待できます。  

このほか、メールアドレスや会員登録の取得、SNSフォローの促進など、将来的なリードの育成にも役立つ情報収集の場としても使われています。

※1 カゴ落ち:ECサイトでユーザーが商品をカートに入れたものの、購入手続きを完了せずに離脱する現象のこと。

ポップアップバナーの主な種類と特徴

ポップアップバナーには、形状や表示方法によっていくつかのタイプがあります。
目的やサイト構成に合わせて適切に使い分けることで、より高い効果が期待できます。
ここでは、主な4種類の特徴について説明します。

①ライトボックス

ライトボックスは、ページの中央に表示されるポップアップで、画面全体をうっすら暗くして他の部分を非アクティブにします。
これにより、ユーザーの視線をポップアップに集中させる効果があります。
ユーザーが離脱しそうなタイミングでクーポンを表示したり、会員登録を促したりするなど、さまざまな目的に柔軟に対応できる、最も汎用性の高いタイプです。

②フルスクリーン

フルスクリーンのポップアップは、画面全体を覆う形で表示されるため、非常に目立つのが特徴です。
必ず伝えたい重要なお知らせや臨時休業の案内など、確実にユーザーへ伝えたい情報に適しています。
ただし、強いインパクトがあるため、ユーザーによっては不快に感じることもあります。
そのため、表示のタイミングや目的をよく考えて使うことが大切です。

③スライドイン

スライドインは、画面の端から滑らかに現れるタイプのポップアップです。
ページの内容を大きく邪魔しないため、ユーザー体験を損ねずにメッセージを届けやすいのが特徴です。
主に、コンテンツを見ているユーザーへの追加の案内や補足的な情報の訴求に適しています。

④フローティングバー

画面の上部または下部に細長く固定表示されるタイプで、スクロールしても常に表示され続けます。
表示領域を小さく抑えられるため、ユーザーの操作や閲覧の邪魔をしないという特徴があります。

カウントダウンタイマーや送料無料ラインの告知など、常時見せたい情報の提示に適しています。

目的別のポップアップタイプ選びの判断基準

目的に合わせたポップアップタイプの選び方には、いくつかの基準があります。
まず、「必ず読んでほしい情報」にはフルスクリーンタイプが適しています。
一方で、「気づいてほしいが邪魔にならないようにしたい情報」には、スライドインやフローティングバーを選ぶとよいでしょう。

例えば、ゲーム感覚でクーポンを取得できる「クーポンルーレット」※2のようなポップアップバナーは、エンゲージメントを高める効果があります。
そのため、ECサイトのセール施策との相性も良いでしょう。このようなゲーム要素は、ユーザーの離脱防止や見込み客の獲得にもつながります。

また、モバイルユーザーへの対応も大切です。
スマートフォンでレイアウトが崩れないよう、レスポンシブ対応のデザインを選ぶことが必要になります。

※2 Webサイト訪問者がルーレットを回して割引や特典を引き当てる、ゲーム性を取り入れた離脱防止施策。

ポップアップバナーの3つのメリット

ポップアップバナーを適切に設計・運用することで、Webサイトの成果はさまざまな面で向上します。
主なメリットをあらかじめ理解しておくと、施策の目的を定めやすくなり、効果の測定も効率的に行えます。

購買意欲を高めてコンバージョンを促進

「今だけ10%OFF」や「在庫残りわずか」など、時間や数量の希少性をアピールするポップアップバナーは、ユーザーの購買意欲を高め、クリック率や購入率を上げやすい特徴があります。

さらに、カートに商品を入れたまま離脱しようとするユーザーに対し、追加購入特典を案内するなど、カゴ落ちを防ぎつつ顧客単価を上げる仕組みも設計できます。
こうした施策を実施する際は、ポップアップバナー経由でのコンバージョンを計測することで、どのタイミングや内容が最も成果につながったかをデータとして蓄積できます。

離脱防止とサイト内回遊率の向上

マウスカーソルがブラウザの外に移動するタイミングを検知して表示される「離脱防止ポップアップバナー」は、特典を提示することでユーザーをサイト内に引き留める効果があります。

また、閲覧しているカテゴリーや商品に関連した情報を表示するパーソナライズ型のポップアップバナーでは、ユーザーが次に興味を持ちそうなコンテンツや商品への誘導が可能です。
さらに、季節やイベント(セールや年末商戦など)ごとにデザインを工夫することでユーザーのエンゲージメントを高められ、結果としてサイト内の滞在時間も延びやすくなります。

メルマガ登録とリード獲得の効率化

フォームに入力することで特典(割引や限定情報など)を入手できるポップアップバナーは、メールアドレスの取得やメールリストの構築に効果的です。
また、記事をある程度読み進めたユーザーに、関連資料のダウンロードを案内することで、興味を持ったユーザーからのリード獲得率が高まります。

集めたメールアドレスはその後のメルマガ配信やステップメールに活用できるだけでなく、売上アップや顧客の継続率改善につながる顧客育成の基盤にもなります。

Canvaでポップアップバナーをデザインする方法

ポップアップバナーの画像をCanvaで作成することで、豊富なテンプレートを活用しながらバナーの種類や目的に合わせたデザインを効率よく仕上げることができます。

関連記事:誰でも簡単に無料でデザイン作成が可能な「Canva」とは?使い方や基本機能、料金プラン、商用利用について解説|Canva相談センター

デザイン前に決めておく企画や設計のポイント

まず「何のためのポップアップバナーか」を明確にしましょう。
例えば、クーポン配布や離脱防止、メール登録促進など、目的によって訴求内容やデザイン、表示タイミングが変わります。
また、ターゲットユーザーを具体的に設定することも重要です。
新規訪問者向けなのかリピーター向けなのか、またPCユーザーかスマートフォンユーザーなのかによっても最適なサイズや内容が異なります。

さらに、表示タイミングと絞り込み条件をあらかじめ決めておきましょう。
滞在時間やスクロール量、閲覧ページや離脱動作など、ユーザーの行動に合わせた表示設計が大切です。

Canvaでポップアップバナー画像を作成する流れ

Canvaの豊富なテンプレートとAI機能を組み合わせることで、バナー制作を効率よく進められます。

手順1:テンプレートを選んでキャンバスを設定する

Canvaの検索窓で「バナー」や「ポップアップ」と入力し、テンプレートを選択するか、使用したいポップアップツールの指定サイズに合わせてカスタムキャンバスサイズを設定して制作を始めます。

配色はサイト全体のデザインと統一感を持たせながら、ポップアップ内で最も伝えたいメッセージ(CTA)が目立つよう、アクセントカラーを使いましょう。

手順2:テキスト・画像・素材を編集して仕上げる

自社のロゴや商品写真をアップロードし、テキストや素材を差し替えます。
CTAボタンには「今すぐ登録」や「クーポンをGET」など行動を促すコピーを入れ、アクセントカラーで目を引くよう工夫しましょう。

キャッチコピーが思いつかない場合は、「マジック作文™」※3を使えばAIが自動で文章を作成してくれます。
また、バナー用の画像が必要なときは「ドリームラボ」※4「マジック生成」※5を使うことでオリジナル画像も簡単に作れます。
これにより、素材探しの手間が省けます。

加えて、Canvaの「ブランドキット」※6を使うことで、自社カラーやフォント、ロゴを毎回設定する手間がなくなり、一貫性のあるバナーを短時間で量産しやすくなります。

※3 マジック作文™:キャッチコピーや説明文の下書きをAIが自動生成する機能。テキスト作成の時間を大幅に短縮できる。

※4 ドリームラボ:文字で説明を入力する(プロンプト)だけで、高クオリティな写真やイラストを瞬時に生成できるAI画像生成機能。

※5 マジック生成:テキストのプロンプトを入力するだけでオリジナル画像をAIが生成する機能。既存の写真素材では表現しにくいビジュアルの作成に活用できる。

※6 ブランドキット:自社のロゴ・カラー・フォントをあらかじめ登録しておくことで、複数のデザインに一括適用できる機能。Canvaの有料プランで利用可能。 

手順3:書き出してポップアップツールにアップロードする

完成したデザインをPNGまたはJPEG形式で書き出し、使用するポップアップツールにアップロードします。
そこで表示条件やトリガー、ターゲット設定を行いましょう。
作成したデザインはCanva内にテンプレートとして保存されるため、季節のキャンペーンや施策に合わせてテキストや画像をすぐに差し替えることができます。

また、Canvaの共同編集を活用することで、チームメンバーとデザインをリアルタイムで共有しながら意見交換でき、承認フローも円滑に進められます。
A/Bテストを実施する際は、色やコピー、画像のいずれか1箇所だけ変更したバージョンをCanvaで複数作成し、どの変更が最も効果的かを正確に検証できます。

手順4:ポップアップバナーを実装する方法

完成したバナー画像の実装方法は、大きく3つあります。
Promolayer※7やサイトリード※8などのWebサービスを利用する方法、WordPressやShopifyといったCMSに内蔵された機能を使う方法、そしてHTMLやJavaScriptを使って独自に実装する方法です。
いずれもCanvaで書き出した画像をそのまま使用できます。

専用ツールやCMSの機能を活用すれば、コーディングの知識がなくても表示条件やトリガーの設定ができるため、まずは自社の環境に合った方法を選びましょう。

※7 Promolayer:株式会社ピークデジタルが提供する、ECサイトやWebサイトのコンバージョン率(CVR)向上を目的とした、日本発のポップアップ作成・Web接客ツール。

※8 サイトリード:株式会社SEデザインが提供する、サイト改善・離脱防止ツール。ヒートマップ分析によるユーザー行動の可視化と、離脱間際のポップアップ表示機能を安価に統合している。

クリックを促すポップアップバナーのデザインとは

アニメーション効果を加えると注目を集めやすくなりますが、過度なアニメーションはユーザーにストレスを与えることもあるため、動きは控えめにしましょう。

また、パソコンだけでなくモバイルでの表示も想定し、スマートフォンの画面サイズで文字が読みやすいか、ボタンがタップしやすいかを事前に確認してからデザインを完成させましょう。

まとめ

ポップアップバナーは、表示タイミングと内容を適切に設計することで、コンバージョン率の向上や離脱防止、リード獲得など、Webサイトの成果改善に大きく役立ちます。

さらにCanvaを活用すれば、テンプレートやAI機能を使ってバナー画像を短時間で制作でき、A/Bテストに使う複数のバリエーションも手軽に量産できます。
まずは目的とターゲットを明確にしたうえで、Canvaでバナーのデザインから着手してみてください。
Canvaの導入や活用方法についてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

『Canva相談センター』では、Canva製品に精通した専門コンシェルジュが導入に向けた無料相談を承っております。ビジネス版Canva導入をご検討中の担当者さまはお気軽にご相談ください。

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