
Canvaのデザイン共有方法とは?権限設定やリンクの使い分けを解説
Canvaで作成したデザインは、リンクやメールで簡単に共有できるだけでなく、チームでの共同編集にも活用できます。
ただし、アクセスレベルや権限の設定を誤ると、意図せず編集されたり、社外に情報が漏れたりするリスクもあります。
情報漏えいを防ぐためには、相手にどこまで操作を許可するかを正確に設定することが重要です。
Canvaにはアクセスレベルの変更やテンプレートリンク、公開閲覧リンクなど、いくつかの共有方法があります。
本記事では、共有前に確認しておきたい設定から、目的別のリンクの使い分け、法人で押さえておきたい外部共有の管理、うまくいかないときの対処までを、わかりやすく整理してご紹介します。
※ 本ブログ記事の内容は、記事掲載時点の情報に基づいて記載されています。そのため、アップデートなどにより現行の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
目次[非表示]
- ・Canvaでデザインを共有する前に確認したいこと
- ・【目的別】Canvaの共有方法と権限の使い分け
- ・編集可能|共同でデザインを作成したいとき
- ・コメント可能|フィードバックをもらいたいとき
- ・表示可能|完成デザインを見てもらいたいとき
- ・テンプレートリンク|複製して使ってもらいたいとき
- ・公開閲覧リンク|広く公開したいとき
- ・Canvaでリンクを発行して共有する方法
- ・Canvaエンタープライズの法人利用での外部共有管理
- ・法人でCanvaを運用する際の注意点
- ・Canvaの共有がうまくいかないときの対処法
- ・よくある質問
- ・Q.Canva無料プランでも共有できる?
- ・Q.Canvaの共有相手に自分の名前は表示される?
- ・Q.Canvaアカウントがない相手にも共有できる?
- ・Q.Canvaの共有リンクはいつまで有効?
- ・Q.Canvaで共有した相手を後から削除できる?
- ・まとめ
Canvaでデザインを共有する前に確認したいこと
デザインを共有する前に、おさえておきたい設定があります。事前に確認しておくと、共有後のトラブルや情報漏えいを防げます。
共有相手に表示される名前とアイコンを確認する
Canvaでデザインを共有すると、編集画面に共有した人のアイコンと名前が表示されます。登録名が実名のままになっていると、意図せず本名が共有相手に伝わってしまう場合があります。
社外の相手や初めてやり取りする相手に共有する際は特に注意が必要です。
共有する前に、設定画面でプロフィールの名前とアイコンを確認し、相手に見せても問題ない状態に整えておきましょう。
事前に見直しておくだけで、不要な情報が伝わるのを防げます。
Canvaのアクセスレベル(公開範囲)を理解する
Canvaでは、リンクを共有することでデザインの共同閲覧や共同編集ができます。
共有する相手の範囲は「アクセスレベル」で設定でき、「あなただけがアクセス可能」「チームのみ」「リンクを知っている全員」の3種類があります。
なお、メールアドレスを追加してメンバーを招待した場合は、「あなただけがアクセス可能」から自動的に「追加されたメンバーのみがアクセス可能」へ変更されます。
社外の相手にデザインを渡す場合は、「リンクを知っている全員」に変更する必要があります。
一方で、アクセスレベルを広げるほど閲覧できる人が増えるため、情報漏えいのリスクも高まります。
そのため、用途に応じて必要最小限にとどめることが大切です。共有する相手と目的を踏まえて、適切な範囲を選びましょう。
メール共有とリンク共有の違いを知る
Canvaの共有方法は、大きく分けて「メール共有」と「リンク共有」の2種類があります。
相手のメールアドレスが分かっている場合は、メールで直接共有でき、特定の相手だけに共有できます。
他の人をデザインに招待する場合は、共有したいデザインを開き、「共有」をクリックして招待したい相手のメールアドレスを入力します。
また、複数人へまとめて共有する場合は、リンクを共有※1する方法が便利です。
実務で多く使われるのはリンク共有で、チームメンバー全員に一括で共有できたり、「リンクを知っている全員」に設定することで不特定多数の相手にもアドレスを1件ずつ追加する手間なく1つのリンクだけで共有できる点が特徴です。
共有する相手の人数や関係性に応じて、2つの方法を使い分けましょう。
※1 リンクで共有する場合:共有したいデザインを開き、共有を選択した後、アクセスレベルのドロップダウンから「自分のみがアクセス可能」「チームのみ」「リンクを知っている全員」から選択できます。
【目的別】Canvaの共有方法と権限の使い分け
所有者または編集権限を持つユーザーは、用途や目的に合わせて共有する相手の範囲を決める「アクセスレベル」と、相手が行える操作を決める「権限」を設定できます。
【共有権限でできること】
編集可能|共同でデザインを作成したいとき
編集可能の権限を設定すると、相手が自分と同じ権限でデザインを編集できるようになります。
資料を分担して作成するなど、共同編集やチームでの作業に適しています。
複数人に同じ権限を付与すると同時に編集できるため、制作のスピードを上げられます。
ただし、相手の操作によってデザインが上書きされたり、意図しない変更が加わったりするリスクもあります。
編集可で共有する際は、渡す相手とアクセスレベルの範囲に十分注意し、信頼できるメンバーに限定して共有することが大切です。
コメント可能|フィードバックをもらいたいとき
コメント可のリンクは、相手がコメントを追加できますが、デザイン自体は編集できません。
テキストや素材など、要素ごとに具体的な指摘をもらえるため、確認やレビューの作業に向いています。
元のデザインは変更されないため、安全にフィードバックを集めながら進められます。
表示可能|完成デザインを見てもらいたいとき
表示可能では、相手はデザインを閲覧できます。
ダウンロードや複製も可能なため、完成した資料をそのまま渡したいときや、相手にデザインを手元で活用してもらいたいときに向いています。
一方、公開閲覧リンクは、閲覧のみが可能で、ダウンロードや複製はできません。
情報を見せるだけにとどめたい場合に適しています。
どちらのリンクも相手は編集できないため、デザインが勝手に上書きされる心配はありません。
見せる目的に応じて、ダウンロードまで許可するかどうかで使い分けましょう。
ここで注意が必要な点があります。
アクセスできるメンバーの権限を「コメント可」や「表示可」にしていても、リンクのアクセスレベルが「編集可能」に設定されている場合は、リンク全体に付与された権限が優先され、相手は編集できてしまいます。
コメントだけを求めたいときや閲覧のみをしてほしい時は、メンバー個別の権限とリンク全体のアクセスレベルの両方を確認しておきましょう。
テンプレートリンク|複製して使ってもらいたいとき
テンプレートリンクは、共有相手のアカウントに新規ファイルとして複製される仕組みです。
相手は複製したデザインを自由に編集できますが、元のデザインは編集されずに手元へ残ります。
そのため、ひな形やテンプレートを配布したいときに向いています。
社内で共通フォーマットを展開したい場合や、決まった型のデザインを複数のメンバーに使ってもらいたい場合に便利です。
なお、テンプレートリンクの発行は、Canva有料プラン(ビジネス・エンタープライズなど)の機能です。
ビジネス/エンタープライズのプランの違いについてはこちらの記事をご覧ください。
⇒ Canva無料版と有料版の違いは?最適なプラン選びのコツをご紹介
公開閲覧リンク|広く公開したいとき
公開閲覧リンクは、デザインを公開した状態と同じように閲覧してもらうための共有リンクです。
Canvaのアカウントを持っていない人でもアクセスでき、プレゼンテーションやポートフォリオを広く見てもらいたい場面で役立ちます。
リンクを知っていれば誰でも閲覧できる手軽さがある一方で、アクセス範囲を限定できない点には注意が必要です。
社外秘の情報や個人情報を含むデザインを公開閲覧リンクで共有するのは避け、用途を限定して使いましょう。
不要になったリンクは削除することで、再び非公開の状態に戻せます。
Canvaでリンクを発行して共有する方法
リンクの発行方法には、アクセスレベルを変更して共有する方法と、メールアドレスを追加して共有する方法の2通りがあります。目的に応じて使い分けましょう。
アクセスレベルを変更して共有する方法
- 編集画面の右上にある「共有」をクリックします。
- アクセスレベルを「リンクを知っている全員」や「チームのみ」に変更します。
- 権限(表示可・コメント可・編集可)を選びます。
- 「リンクをコピー」をクリックして相手に渡します。
アドレスを追加して共有する方法
- 「共有」をクリックします。
- 共有したい相手のアドレスを追加します(アクセスレベルは自動で「追加されたメンバーのみがアクセス可能」に変わります)。
- 権限を選びます。
- お知らせをメールで送信するか、リンクをコピーして相手に共有します。
Canvaエンタープライズの法人利用での外部共有管理
組織でCanvaを使う場合、誰が社外にデザインを共有できるかを管理することが重要です。Canvaエンタープライズでは、管理者が外部共有を細かく制御できます。
エンタープライズプランの詳細については以下の記事をご覧ください。
⇒ Canvaエンタープライズプランの魅力とは?ビジネスに最適な機能を紹介
外部共有制御はCanvaエンタープライズのみ利用可能
社外へのデザイン共有を制限する機能は、Canvaエンタープライズで利用できます。
管理者は、チーム外のユーザーへデザインを共有できるメンバーを限定でき、情報漏えいのリスクを組織として抑えられます。
担当者ごとに共有の可否を任せるのではなく、管理者がルールを定めて運用できるため、ガバナンスを保ちながらCanvaを活用できます。
初期設定では、共有を管理する権限はチーム管理者とブランド管理者のみに付与されており、必要に応じて運用体制を整えていきます。
管理者側で制御できる共有範囲
外部共有は複数の経路ごとに制御できます。例えば、以下の共有経路ごとに細かく共有権限を指定できます。
- 外部へのリンク共有:リンク経由(「リンクを知っている全員」)で社外にデザインを共有できるユーザーを「すべてのメンバー」「管理者とブランドデザイナー」「誰にも許可しない」の3択で設定。
- メールアドレス指定での共有:社外のメールアドレスへ直接招待・共有できるユーザーを「すべてのメンバー」「管理者とブランドデザイナー」「誰にも許可しない」の3択で設定。
- 公開閲覧リンクの制限:デザインをWebサイトのように一般公開するリンクの発行可否を制御。
- サードパーティアプリ・外部連携の制限:Slackや各種SNSなどの外部アプリへの直接書き出しや連携を制限。
共有の経路ごとに細かく設定できるため、組織のセキュリティポリシーに合わせた柔軟な運用が可能です。
許可する範囲を明確にしておくことで、想定外の共有を防げます。
法人でCanvaを運用する際の注意点
ホワイトリスト設定(許可ドメイン管理)
デザインを外部サイトに非公開(限定的)で埋め込む際、許可するドメインをリストで指定できます。
自社のコーポレートサイトや、信頼できる特定のドメインだけを「埋め込み許可リスト」に登録しておくことで、安全なWeb運用が可能になります。
共有制限の適用タイミング
共有制限の更新は、原則として「設定変更後に作成された新しいデザイン」にのみ適用されます。
過去に作成され、すでに外部共有されているデザインは、設定を変更したあとも引き続きアクセスできる場合がある点に注意が必要です。
そのため、ポリシーを変更した際は、既存のデザインの共有状況もあわせて見直す運用ルールを作っておくと安心です。
Canvaの共有がうまくいかないときの対処法
「共有したのに見られない」「編集できない」といった相談はよくあります。
原因の多くは権限とアクセスレベルの設定にあるため、確認すべきポイントを整理しました。
相手がデザインを開けない・見られないとき
アクセスレベルが「自分のみ」や「追加したメンバーのみ」になっている場合、共有された相手が対象に含まれていなければデザインを開くことはできません。
特に、Canvaにログインしていない相手やCanvaアカウントを持っていない社外の相手に共有する場合は、アクセスレベルを「リンクを知っている全員」に変更したうえで、あらためてリンクを発行する必要があります。
一方で、共有相手がCanvaアカウントを持っており、ログインした状態であれば、「リンクを知っている全員」で共有する方法に加えて、相手のメールアドレスを指定して「追加したメンバーのみ」で共有することも可能です。
そのため、相手が開けない場合は、まず相手がCanvaにログインしているか、どのアクセスレベルで共有されているかを確認することが重要です。
自分が共有を受けた側で開けない場合は、共有元にアクセスレベルの変更を依頼するか、必要に応じてテンプレートリンクでの再共有をお願いするとスムーズです。
相手がデザインを編集できないとき
権限が「コメント可」や「表示可」になっていると、相手はデザインを編集できません。
共同で作業したい場合は、共有元に連絡し、権限を「編集可」に変更してもらいます。
毎回権限の変更を依頼するのは手間がかかるため、共同編集が前提の場合は、最初から編集可の権限で共有しておくとやり取りがスムーズになります。
あわせて、リンクのアクセスレベルと個別メンバーの権限の組み合わせも確認しておくと、設定のずれを防げます。
共有されたデザインを整理したいとき
他のユーザーから共有されたデザインが増えてくると、ホーム画面が見づらくなることがあります。
共有されたデザインは、ホーム画面から非表示にして整理できます。
対象デザインの右上にある「・・・」から「非表示」を選ぶと、一覧から消すことができます。
また、自分が発行したリンクも、不要になったものは定期的に見直しましょう。
不要になった共有リンクを削除し、共有範囲を必要最小限に保つことが、情報管理の面でも大切です。
共有リンクを停止・削除したいとき
共有リンクは、アクセスレベルの変更や共有設定の見直しによって無効化できます。
不要になった共有リンクを放置すると、意図しない相手がアクセスできるリスクがあるため、定期的に共有状況を確認しましょう。
よくある質問
Q.Canva無料プランでも共有できる?
Canva無料プランでも共有は可能です。
ただ、個人向けプランになるため、アクセスレベルの「チームのみ」が存在しません。
Q.Canvaの共有相手に自分の名前は表示される?
表示されます。
デザインが「編集可」で共有されている場合は、デザイン右上の「共有」ボタンをクリックすると、アクセスできるメンバーの下に小さく自分のアイコンが「所有者」として表示されます。
そこにカーソルを合わせると、Canva上で登録している自分の名前も表示されます。
「コメント可」/「表示可」で共有されている場合は、デザインのタイトルの横に、Canva上で登録している自分の名前が作成者として表示されます。
Q.Canvaアカウントがない相手にも共有できる?
共有可能です。
Canvaアカウントがない方でも、編集や閲覧など与えられた権限内の操作が可能です。
Q.Canvaの共有リンクはいつまで有効?
基本的には、期限はございません。
共有元がリンクのアクセスレベルや権限を変更したり、デザインそのものの削除などをした場合はリンクが更新されて使用できなくなる可能性もあります。
Q.Canvaで共有した相手を後から削除できる?
メールアドレスで共有している場合は、可能です。
デザイン編集画面の右上にある「共有」から、削除したい相手の権限の変更で「削除」を選択することで可能です。
リンクで共有している場合は、特定の相手を削除することは出来ません。
※アクセスレベルを変更することは可能です。
まとめ
Canvaのデザイン共有は、目的に合ったリンクを選び、アクセスレベルと権限を正しく設定することが基本です。
表示やコメント、編集のコラボレーションリンクに加え、テンプレートリンクや公開閲覧リンクを使い分ければ、社内外を問わず安全にデザインを共有できます。
法人で運用する場合は、Canvaエンタープライズの外部共有管理を活用することで、情報漏えいのリスクを抑えながらチームでの活用を進められます。
共有のたびに設定を確認する習慣をつけ、安全で効率的なデザイン共有を実現しましょう。
『Canva相談センター』では、Canva製品に精通した専門コンシェルジュが導入に向けた無料相談を承っております。法人版Canva導入をご検討中の担当者さまはお気軽にご相談ください。



