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Canva無料版と有料版の違いは?最適なプラン選びのコツをご紹介

初心者でも簡単に良質なWebデザインや動画、プレゼンテーション資料、ポスターなどが作成できるCanvaは、個人から企業まで幅広いユーザーに利用されています。

そのため、営業・マーケティング活動の強化や魅力的な資料作成のためにCanvaの活用を検討している方も多いのではないでしょうか。

しかし、Canvaには複数のプランがあり、自社に最適なプランをどれにすればよいか悩む方もいるかもしれません。

本記事では、Canvaの利用を検討する方向けに、無料プランと有料プランの違いや、それぞれの特徴・選定のポイントなどをご紹介します。


※ 本ブログ記事の内容は、記事掲載時点の情報に基づいて記載されています。そのため、製品に関する情報については、アップデートなどにより現行の仕様と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

目次[非表示]

  1. 1.Canvaとは
  2. 2.Canvaのプラン概要
    1. 2.1.無料プラン
    2. 2.2.Canvaプロ
    3. 2.3.Canvaチームス
    4. 2.4.Canvaエンタープライズ
  3. 3.無料版/有料版の違いは何?
    1. 3.1.利用可能なテンプレート数
    2. 3.2.ストレージ容量
    3. 3.3.ブランドキット機能
    4. 3.4.AI機能搭載ツール
    5. 3.5.エクスポートオプションと履歴機能
  4. 4.各プランの特徴とおすすめのユーザー
  5. 5.適切なプラン選びのポイント
    1. 5.1.利用頻度と用途
    2. 5.2.チーム規模と共有の必要性
    3. 5.3.ブランディングの重要性
    4. 5.4.予算と投資対効果
    5. 5.5.セキュリティ面
    6. 5.6.データ保存・管理
  6. 6.まとめ


Canvaとは

Canvaは、誰でも簡単にさまざまなタイプのデザイン作成ができるオンラインプラットフォームです。

難しい操作は一切なく、クリックやドラッグ&ドロップ、キーボード入力などで利用できます。
特に、初めてデザインに挑戦する方でも直感的に操作できる点が最大の魅力となります。

プレゼンテーション、ポスター、SNS用の画像、名刺、ロゴ作成など、多彩なデザイン用途に対応しています。

個人利用のイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが 、デザインをチームで共有したり、ブランドの一貫性を保つ素材を管理できる機能も備えているため 、ビジネスシーンでも十分に活用いただけるサービスです。


Canvaの詳細については以下記事でも詳しくご紹介しております。

  Canvaとは?特徴やできることまで徹底解説 Canvaの特徴や多様な機能について理解できるよう、詳しく解説していきます。 SaaS業界に精通したプロが最適なツールを厳選|Cloud Service Concierge


Canvaのプラン概要

Canvaは、個人から企業まで多様なニーズに対応するために複数のプランを提供しています。
以下では、各プランの概要をご紹介します。


無料プラン

無料プランは、Canvaを試してみたい方や、デザイン作成の経験が少ない方にぴったりのプランです。
数千種類の素材や写真、テンプレートやフォントが利用可能で、簡単なデザインを作成するためには十分な機能を備えています。

ストレージ容量は5GBと限られていますが、シンプルなデザインを保存するには問題ありません。
ただし、一部の高度な編集ツールは使用できないため、
より本格的なデザインが必要な場合は有料プランへのアップグレードをお勧めします。


Canvaプロ

Canvaプロは、個人でデザインを頻繁に行う方や、ブランドの一貫性を重視したデザインを作成したい方に最適なプランです。
数百万種類にのぼるテンプレートや素材などが利用可能で、無料プランでは使えない高品質な画像やフォントも含まれています。

また、ブランドキット機能を活用すれば、ロゴやカラーパレット、フォントを一括管理できるため、ブランドデザインを効率的に作成できます。

背景除去ツールやデザインの履歴保存機能など、デザイン作成の幅を大きく広げる便利な機能も備えています。


Canvaチームス

Canvaチームスは、数名から十数名規模のチームでの共同作業に特化したプランです。
Canvaプロの機能に加え、チーム管理や共有に役立つツールが充実しています。

複数のメンバーが同時にデザインを編集したり、ブランドキットを共有して統一感のあるデザインを作成したりすることが可能です。

さらに、1TB以上のストレージを利用できるため、プロジェクトごとに大量のデータを保存することも容易です。
スタートアップや小規模のマーケティングチームに特に適したプランです。


Canvaエンタープライズ

Canvaエンタープライズは、大規模な組織や企業向けに設計されたプランです。
Canvaチームスの機能に加え、SSO(シングルサインオン)や権限管理機能など、セキュリティの強化やカスタマイズされたサポートが提供されます。

さらに、無制限のストレージを活用して大量のデザイン素材やプロジェクトを保存できるため、
規模の大きなプロジェクトを抱える企業でも安心して利用できます。

専用のサポートチームが提供され、導入から運用までを手厚く支援します。
グローバルな企業や複数の部署などでCanvaを活用したい企業に最適なプランです。


無料版/有料版の違いは何?

本格的なデザインをCanvaで作成するためには、有料プランの機能が役立ちます。
以下に、無料プランと有料プランの主な違いをご紹介します。


利用可能なテンプレート数

無料プランでは数千、有料プランでは数百万に上る素材やテンプレートを利用できます。
選択肢が多い分だけ、組み合わせ方も広がっていき、独自性のある作品が作成可能です。


ストレージ容量

無料プランは5GB、有料プランであるCanvaプロ/Canvaチームスは1TBと、利用できるストレージ容量に大きな差があります。
1つずつのデータ量が多くなる画像や素材のデータをより多く保管したい場合には、有料プランの利用が必須となります。(Canvaエンタープライズは容量無制限のストレージが利用できます。)


ブランドキット機能

ロゴ/カラー/フォントなどを統一して設定できる機能となり、ブランドの一貫性を保てます。
この機能は有償プランのみ利用可能です。


AI機能搭載ツール

Canvaでは背景除去や、画像サイズの自動調整機能など、AIを活用した機能があります。
一部は無料プランでも利用できますが、全ての機能を利用するには、有料プランの契約が必要です。


Canva AIの詳細については以下記事でも詳しくご紹介しております。

  徹底解説!今話題のCanvaのAI機能とは? 本記事では、Canva AIの概要や機能、活用事例、商用利用の注意点などを徹底解説します。 SaaS業界に精通したプロが最適なツールを厳選|Cloud Service Concierge


エクスポートオプションと履歴機能

無料プランでは限られた形式(PNG、JPG、PDFなど)のエクスポートしかできませんが、
有料プランでは高品質な画像形式(透過背景付きPNG、アニメーションGIF、MP4動画)など多様なファイル形式を選ぶことができます。
デザインの履歴管理も、有料プランの場合にはより詳細に追跡可能です。


各プランの特徴とおすすめのユーザー

プラン名

特徴

おすすめのユーザー

無料プラン

  • 数千もの種類の素材/テンプレートが利用可能
  • 基本的なデザイン機能を提供
  • AIツールやブランドキット機能は利用不可
  • ストレージ:5GB
  • Canvaを初めて利用する人
  • 簡単にデザインを作成したい人
  • 費用をかけずに利用してみたい人

Canvaプロ

  • 数百万もの種類の素材/テンプレートが利用可能
  • ブランドキット機能の利用
  • 背景除去やAI搭載ツール利用
  • デザイン履歴の確認が可能
  • ストレージ:1TB
  • 個人で頻繁にデザインを作成する人
  • 高度なデザイン機能が必要な人
  • ブランドや一貫性のあるデザインを求める人

Canvaチームス

  • Canvaプロの機能全て
  • チーム管理や共有機能の利用
  • チームメンバー間でのリアルタイム共同編集
  • チームメンバーとのブランドキットの共有
  • ストレージ:1TB
  • 小規模チームやスタートアップ
  • 複数人と効率的に作業を進めたい人
  • ブランディングを重視するチーム

Canvaエンタープライズ

  • Canvaチームスの機能全て
  • セキュリティ機能やカスタマイズサポートの利用
  • 大規模なチーム向けに特化した管理ツール
  • ストレージ:無制限
  • 大規模企業や組織
  • 重要なデータを扱うプロジェクトチーム
  • カスタマイズされたサポートが必要な企業



適切なプラン選びのポイント

では、プランを選ぶポイントとしてはどのような項目があるでしょうか。


利用頻度と用途

デザイン制作の利用頻度が高い場合は、有料プランを選ぶことでより多くの機能を活用でき、作業効率が大きく向上します。
また、商用利用についても有償プランのライセンスであればより柔軟に対応できます。


チーム規模と共有の必要性

チームでの共同作業には、チームメンバーの招待機能や、アクセス権の管理などが可能となる、
Canvaチームス以上のプランが最適です。


ブランディングの重要性

複数人での作業を行う時、または企業としてのブランドデザインを統一したい場合、「ブランドキット」機能が利用できるかどうかは大きなポイントとなります。
「ブランドキット」機能はプロ以上のプランで利用が可能です。


予算と投資対効果

デザイン制作にかける時間や労力、そしてその結果得られる成果が料金に見合っているかを考慮することが重要です。

ビジネスやチームでの利用が前提の場合、Canva チームスやCanvaエンタープライズにより、デザイン作成の効率が大幅に向上し、チーム全体の生産性が高まります。
また、外注から内製に切り替えることでコスト削減が可能になり、短納期で柔軟な対応が実現するなど、業務全体の効率化に大きく寄与します。


セキュリティ面

もしも、機密情報や企業のデザインデータを扱う場合、セキュリティ対策は非常に重要です。

Canvaエンタープライズプランの場合、大規模な組織向けに設計されており、セキュリティ機能が強化されています。
例えば、シングルサインオン(SSO)やデータ暗号化、管理者によるユーザーアクセス権限の設定が可能であり、組織全体のデータ保護に優れています。

情報漏洩や不正アクセスを防ぐため、セキュリティ面を重視する企業や団体にとって、Canvaエンタープライズは最適な選択肢となります。


データ保存・管理

デザインのデータは通常の書類データなどに比べて、データ量が大きくなる傾向にあります。
データ量の大きい素材を扱ったり、複数のプロジェクトを同時進行で管理したりする場合、
ストレージ容量が大きいプランを選ぶことが重要です。

CanvaプロやCanvaチームスでは1TB、Canvaエンタープライズでは無制限のストレージが提供され、大規模なチームや企業のニーズに対応可能です。


まとめ

ここまで、Canvaのプランについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

Canvaは、用途や利用規模に対しても柔軟に対応できるデザインプラットフォームです。
適切なプランを選ぶことで、効率的かつ効果的にデザインを作成できます。
本記事が、最適なプラン選びに役立てましたら幸いです。

『Canva相談センター』では、Canva製品に精通した専門コンシェルジュが導入に向けた無料相談を承っております。ビジネス版Canva導入をご検討中の担当者さまはお気軽にご相談ください。

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SB C&S株式会社内SaaS専門チーム「Cloud Service Concierge」が記事の執筆や監修を進めています。ブログ記事は、SaaSの基礎知識やSaaS製品の選定ポイントなどを中心に情報を発信しています。
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