
コールフローとは?意味や設計するメリット、電話対応を効率化する方法を解説
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コールフローとは、電話の着信後にどのような案内や振り分けを行い、担当者へ接続するかを定めた流れです。顧客満足度の向上や業務効率化を実現するうえで重要な役割を担っています。一方で、「どのように設計すればよいか分からない」「IVRや転送設定をどう活用すればよいか分からない」といった課題を抱える企業も少なくありません。
本記事では、コールフローの意味や仕組み、設計・改善のポイントに加え、IVRや転送設定を活用した電話対応の効率化について解説します。あわせて、Zoom Contact Centerのようなクラウド型サービスを活用した柔軟なコールフローの構築方法や、各種システムとの連携による運用の最適化についても紹介します。
コールフローとは?
コールフローは、顧客からの電話着信からオペレーターにつながるまで、あるいは通話終了までの全体の流れを定義・図式化したものです。
適切なコールフローを設計することで、顧客の待ち時間や担当者間のたらい回しを抑え、適切な窓口へ誘導しやすくなります。
結果として、顧客満足度の向上と業務効率化を両立できます。顧客の用件や時間帯に応じて、どのような音声ガイダンスを流し、誰にどう転送するかを可視化・ルール化することが基本です。
コールフローとIVR・コールルーティングの違い
コールフローに関連する用語として、IVRやコールルーティング、ACDなどが挙げられます。それぞれの役割や目的の違いは以下のとおりです。
コールフローは、IVRやルーティング、キュー管理などの機能を組み合わせて実現します。一般的な構成例では、まずIVRで顧客の用件を確認し、その結果に応じて適切な部署やキューへ振り分けます。キューに入った着信は、ACDなどの分配機能によって、設定したルールに合うオペレーターへ割り当てられます。
なお、具体的な処理の流れや機能の名称は、利用するシステムによって異なります。
▼一般的な構成例:それぞれの関係性
・ステップ1:IVR(自動音声応答)が「用件」を確認する
顧客からの着信に対して自動音声でメニューを案内し、顧客のプッシュ操作や、システムによっては音声入力を受け付け、問い合わせの目的を分類します。
・ステップ2:コールルーティングが「適切な部署やキュー」を選ぶ
IVRで確認した用件や営業時間などの条件を基に、製品サポートや総合案内など、適切な部署・キューへ着信を振り分けます。
・ステップ3:ACD(自動着信呼分配)が「適切なオペレーター」へつなぐ
振り分け先の部署やキューのなかから、待機時間や対応スキルなどの条件に基づき、適切なオペレーターへ着信を割り振ります。
コールフローを設計・改善するメリット
現状の電話対応を見直し、適切なコールフローを設計・改善することは、顧客と企業の双方にメリットをもたらします。問い合わせの集中や、特定の担当者への業務の偏りを抑え、全体のリソースを有効活用する効果が期待できます。
顧客の待ち時間短縮と満足度の向上
顧客の用件に応じて適切な窓口にスムーズに案内されるため、担当者間のたらい回しを防ぐことができます。
また、営業時間外や混雑時の対応ルールを明確に設けることで、保留中の不満を軽減できます。
待ち呼が発生した場合も、設定したルールに基づいて対応可能なオペレーターへ順次接続することで、顧客の待ち時間や負担を軽減できます。
オペレーターの業務負担軽減と効率化
着信が用件ごとに適切に振り分けられるため、専門外の問い合わせを受ける頻度を抑え、スムーズな対応につなげられます。
定型的な案内を自動音声(IVR)に任せることで、人が対応すべき複雑な問い合わせに集中できます。
結果として、対応時間の短縮や業務の全体的な効率化が進み、サポート部門の生産性向上やリソースの有効活用につながります。
電話対応を効率化するIVRや転送設定の活用シーン
実際のコールフロー設計において、具体的な利用シーンを想定して、対応フローを設計することが重要です。
顧客のニーズや窓口の状況に合わせて、多様なルーティングや転送設定を導入します。
IVR(自動音声応答)を用いた用件別の振り分け
着信時に自動音声でメニューを提示し、顧客のプッシュ操作や音声認識によって適切な担当部署へ振り分けます。
単純な情報照会(営業時間など)は、オペレーターを介さずに自動音声のみで完結させるフローを組むことも可能です。
これにより、有人対応が必要な問い合わせを絞り込み、オペレーターが複雑な問い合わせに集中しやすい環境を整えられます。
オペレーターのスキルに応じたルーティングと転送設定
顧客の問い合わせ内容に対し、適したスキル(言語、製品知識、対応経験など)を持つオペレーターへ自動的に優先着信させるルーティング(スキルベースルーティング)を設定します。
専門的な知識が必要な窓口では、問い合わせ内容に適したオペレーターへ接続しやすくなるため、初回解決率(FCR)の向上や対応時間の短縮が期待できます。
また、オペレーターの専門性を生かすことで、対応品質を安定させやすくなります。
営業時間外や混雑時のあふれ呼対策
受付時間外の着信には、専用の自動アナウンスを流すか、WebサイトのFAQやチャットなどの別チャネルへ誘導するフローを構築します。
電話が集中し、キューで設定した最大待機時間や受付件数の上限を超える着信は、一般に「あふれ呼」と呼ばれます。
あふれ呼が発生した場合は、ボイスメールでの伝言受付や、折り返し(コールバック)を促す案内を流します。
電話がつながらないまま顧客が離脱するリスクを抑えるとともに、次に取るべき行動を明確に案内できます。
Zoom Contact Centerを活用した柔軟なコールフロー構築
要件に沿ったコールフローを実現するには、IVRやルーティング、キュー管理などを備えたクラウド型コンタクトセンターサービスの活用が有効です。
Zoom Contact Centerを活用することで、問い合わせ内容や顧客の状況に応じた振り分けを設定しやすくなり、日々の運用改善にもつなげられます。
IVR・ルーティングによる用件別の自動振り分け
Zoom Contact Centerでは、IVRやルーティング機能を活用し、問い合わせ内容に応じて適切な窓口や担当者へ自動で振り分けるフローを設計できます。
営業時間帯・営業時間外、問い合わせ内容、対応可能な担当者(スキル設定)などに応じて、対応ルートを柔軟に設定できます。
これにより、担当部署への転送漏れやたらい回しを防ぎ、顧客を適切な窓口へスムーズに案内しやすくなります。
キュー管理による待ち呼・対応負荷の最適化
Zoom Contact Centerでは、キュー、ルーティングプロファイル、スキル設定を活用し、問い合わせ内容やエージェント(オペレーター)の条件に応じて、担当者へ自動で振り分けることが可能です。
特定の担当者への負荷集中を抑えながら、顧客の用件に合った対応体制を構築できます。
待ち呼が発生した場合は、最長アイドル、ローテーション、シーケンシャルなど、設定した分配方式に基づいて対応可能なエージェントへ接続されます。
入電状況や人員配置に合った分配方式を設定することで、応答率の改善や待ち時間の抑制が期待できます。
また、管理者はリアルタイムダッシュボードで、稼働状況や待ち呼の件数を確認できます。必要な権限と設定のもとで、スーパーバイザーは通話をモニタリングしたり、顧客には聞こえない形でエージェントへ助言するウィスパー機能を利用したりできます。
離れた拠点で働くエージェントの支援にも活用できます。
CRMや関連システムとの連携による対応履歴の活用
SalesforceやZendeskなどのCRM・カスタマーサービスツールと連携することで、顧客情報や過去の対応履歴を確認しながら問い合わせに対応できます。
対応履歴をオペレーター画面にポップアップ表示させることで、顧客が同じ内容を繰り返し説明する負担を減らし、一貫したサポートを提供しやすくなります。
また、クラウド電話サービスのZoom Phoneや、チャット・ミーティング機能を備えたZoom Workplaceと組み合わせることで、オペレーターだけでは回答が難しい場合に、社内の担当者へ確認したり、音声通話を専門部署へ引き継いだりしやすくなります。
まとめ
適切なコールフローを構築することで、顧客の待ち時間を短縮し、満足度の向上につなげられます。
また、オペレーターへの受電の偏りを抑え、業務負担を軽減する効果も期待できます。
自社の課題や窓口の状況に合わせて、IVR(自動音声応答)やACD(自動着信呼分配)などのシステムを最適に組み合わせ、顧客にとっても現場にとっても無理のない対応手順を設定することが重要です。
クラウド型コンタクトセンターサービスである「Zoom Contact Center」を活用することで、柔軟な振り分け設定はもちろん、主要なCRMシステムと連携することで、顧客情報や対応履歴を活用しながら、日々の運用改善を進めやすくなります。
電話対応の品質向上や業務効率化に向けて、最適なツールの導入やコールフローの設計にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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