オンライン授業のメリットと導入ポイントなど徹底解説
2020年に新型コロナウィルスの拡大が世界中の学習環境に影響を与え、オンライン授業が広く導入されました。
今後も社会の変化に合わせて、教育方法が変わる可能性が高いため、オンライン授業はますます注目されると思います。
本記事では、オンライン授業の注目されてされている理由や、導入や運用する際のポイントなどをご紹介していきます。
目次[非表示]
- 1.オンライン授業とは
- 2.オンライン授業が注目される理由とは
- 3.オンライン授業を導入する際に注意事項
- 3.1.授業をきちんと受講、理解しているか
- 3.2.コミュニケーション不足
- 3.3.ITリテラシーが低いと授業についていけない
- 3.4.通信環境の影響を受けやすい
- 3.5.セキュリティとプライバシー
- 4.オンライン授業を実施する際の注意点
- 4.1.接続テストやシミュレーションを事前に行う
- 4.2.回線トラブルや体調不良などで受講できなかった場合を考慮しておく
- 4.3.バーチャル背景など設定
- 4.4.コミュニケーション強化(ブレイクアウトルーム機能)
- 4.5.セキュリティ強化(待機室機能)
- 5.オンライン授業におすすめのツール
- 5.1.Zoom
- 6.まとめ
オンライン授業とは
「オンライン授業」は、インターネットを通じて行われる教育方法で、時間や場所に制約されずに受講できるものです。海外の名門大学から始まり、日本でも教育や企業研修などで広まりつつあります。
オンライン授業は、ライブ講義として実施されたり、受講者が後から録画を視聴したりできる柔軟性があり、インターネットに接続されていれば、どこからでもアクセス可能です。
オンライン授業が注目される理由とは
現在、オンライン授業が注目される理由をご説明します。
柔軟性とアクセス性
オンライン授業は場所や時間に縛られずに受講できます。 これにより、仕事や家庭の都合に合わせて学びたい人にとっては非常に便利です。 また、遠隔地に住む学生や仕事を持ちながら学ぶ必要がある人々も授業を受ける事が可能です。
自己ペース学習
オンライン授業は、学生が自分のペースで進むことができます。 一部のプログラムでは、学習者がコースの進行速度を調整できるため、個人の学習ペースに合わせたカスタマイズが可能です。
費用対効果
生徒など受講者は通学移動費をかける必要がなく、授業や講義へ参加することが可能です。
その為、オンライン授業は対面授業に比べて費用対効果が高いのも注目されている理由となります。
社会情勢への対応
新型コロナウイルスの際、オンライン教育は非接触型となるため、感染リスクを抑えながら学習を継続するための重要な手段として活用されています。
オンライン授業を導入する際に注意事項
次に、オンライン授業を導入する際に注意点をご紹介します。
授業をきちんと受講、理解しているか
オンライン授業では受講生の様子が全部は把握が出来ないため、授業の受講状況や理解度に不安が生じることがあります。受講生の態度や理解度が視覚的に把握できず、チャットなどで質問がない場合、しっかり理解しているか把握が難しい。
コミュニケーション不足
オンライン授業では、「他者とのコミュニケーションが取りにくい」点があり、コミュニケーション不足の懸念点があります。
そのため、孤独感や孤立感が生じやすく、受講生たちを孤立させないためにコミュニケーションの促進が重要な課題とされています。
ITリテラシーが低いと授業についていけない
オンライン授業は、受講生のITリテラシーに依存してしまい、PCやスマートフォンの条件を満たしたデバイスや、適切な使用知識がないと授業を受けることが難しい場合があります。
そのため、場合によっては、受講の環境に差がでるなどの影響が発生する可能性があります。
通信環境の影響を受けやすい
オンライン授業を受けるには適切な通信環境とツールが必要で、インターネットの普及は進んでいても、接続スピードが遅い地域や接続の安定性に課題があります。これが問題となると、学習に支障をきたす可能性があり、オンライン教育が全ての学校で普及するにはまだ課題が残っています。
セキュリティとプライバシー
オンライン授業はインターネット経由で授業を行うため、アクセス制御や通信の暗号化も重要なポイントになります。
受講生のプライバシーを守るために、受講者の個人情報や受講データを適切に管理し、不正アクセスから守る仕組みを整える必要があります。
オンライン授業を実施する際の注意点
接続テストやシミュレーションを事前に行う
オンライン授業を実施するには、入念な準備が必要です。具体的には、授業で使用する資料の確認や画面共有、録画方法などの操作方法を事前に確認します。
事前準備ができたら他の講師に協力を依頼して、実際の授業に近い環境での接続テストやシミュレーションを行うことが重要です。テストを通じて想定外の問題を事前に把握し、特に音響関連の問題に対処できるようにすることをおすすめします。
回線トラブルや体調不良などで受講できなかった場合を考慮しておく
回線トラブルや体調不良などの理由でリアルタイム受講ができない場合に備え、録画した動画のURLを未受講者に案内することが有効的です。
ただし、セキュリティ上の観点からURLの漏洩には十分な注意が必要であり、動画には視聴期限やパスワードを設けることも推奨されます。
バーチャル背景など設定
背景をバーチャル背景やぼかす機能を設定することで、受講生のプライバシー(授業に参加している部屋の様子など)が守られています。
ただし、ビデオフィルタやアバターなどを派手な物にはせず、背景をシンプルに設定しておくと集中して授業を受けられます。
コミュニケーション強化(ブレイクアウトルーム機能)
オンライン授業においてコミュニケーション不足を解消するためには、「ブレイクアウト ルーム」の利用が効果的です。これは学生を少人数のグループに分け、個別の部屋を作る機能であり、これにより多くの参加者がいる場合でもグループワークが可能となり、学生たちがより有効的に双方向のコミュニケーションを取ることができます。
セキュリティ強化(待機室機能)
セキュリティ強化のために、待機室機能を有効にしておくことをオススメします。
待機機能は授業開始時に入室を許可する必要があります。そのため、授業に関係のない第三者の参加を防ぐことができます。
オンライン授業中に学生が遅刻や回線の接続不良が生じた場合は、そのたびに入室を許可する必要があります。
オンライン授業におすすめのツール
Zoom
Zoomは、オンラインビデオ会議やウェビナー、オンラインコラボレーションツールなど、リモートコミュニケーションを支援するためのクラウドベースのコミュニケーションプラットフォームです。
Zoomは使いやすさや多様な機能、安定性などが高く評価され、教育、ビジネス、医療、個人利用などさまざまな分野で利用されています。
以下、オンライン授業でのオススメ機能です。
「ブレイクアウト ルーム」
「ブレイクアウト ルーム」機能は、大人数の授業でも少人数グループでのディスカッションを可能にする機能で、学生の能動的な参加を促す効果があると評価されています。
「投票/クイズ」
「投票/クイズ」は、授業内での即時投票を可能にし、学生の意向や理解度を把握することができます。他者の影響を受けずに自由に回答できるため、学生にとって答えやすい環境を提供し、教師にとっては授業に参加している学生の理解度をリアルタイムで把握できると評価されています。
「ホワイトボード」
「ホワイトボード」機能は、先生と学生が双方向で自由に書き込みができ、全員のコミュニケーションを促進する機能です。これにより、例えばグループワークの成果を共有するなどの活動が可能になります。
「イマーシブビュー」
「イマーシブビュー」機能は、仮想空間(学校のクラスの中)に生徒を表示することによって、授業への集中力を高める効果があります。
また、先生は生徒の位置やサイズを調整することで、より自然な授業を実現できます。
「リアクション」
絵文字を用いてリアクションを送る機能は、それぞれの学生の画面上に表示され、学生と先生が直ちにリアクションを確認できます。これはSNSの使用感に近く、簡単に生徒の感情表現が分かります。
オンライン授業についての資料はこちら
まとめ
オンライン授業が注目される理由や導入や実施する際の注意ポイントなど説明して、最後にオススメ製品の「Zoom」を紹介させて頂きました。
Zoomの無料版は接続時間が40分に制限されているため、それ以上の授業を行うためには有料版を検討しましょう。
▼製品のお問い合わせ先▼
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