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フローチャートの作り方を徹底解説|Canvaのおすすめテンプレートで今すぐ作成

フローチャートとは、業務やシステムなどの「流れ」をわかりやすく表現した図です。
マニュアル(標準作業手順書)の作成やプロジェクトの進行管理、チーム内でのワークフロー設計など、正確な情報共有が求められるビジネスシーンで広く活用されています。

しかし、いざ作成しようとすると、「ExcelやPowerPointではレイアウトに手間取る」「デザインが整わず分かりにくくなってしまった」といった苦手意識を感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、フローチャートの基本から作成方法、実践例まで詳しく解説します。

目次[非表示]

  1. フローチャートとは?基本知識と活用シーン
    1. フローチャートの5つの種類
    2. フローチャートを作成するメリット
    3. ビジネスでよく使われるフローチャートの基本記号3つ
  2. Canvaでフローチャートを作成するメリット
    1. 豊富なテンプレートで時間を短縮
    2. 直感的なドラッグ&ドロップ操作
    3. チームでのリアルタイム共同編集
    4. 他のツールとの連携・エクスポート機能
  3. Canvaを使ったフローチャートの作り方(実践手順)
    1. ステップ1:Canvaアカウントの作成とログイン
    2. ステップ2:フローチャートテンプレートの選択
    3. ステップ3:図形とテキストの編集
    4. ステップ4:線と矢印の追加で流れを表現
    5. ステップ5:配色とレイアウトの調整
      1. 補足:分岐を使いすぎないコツ
    6. ステップ6:完成したフローチャートのダウンロード
  4. フローチャート作成の実践例とコツ
    1. 実践例1:レジでのポイントカード確認フロー
    2. 実践例2:複数部署が関わる業務のスイムレーン図
    3. 分かりやすいフローチャートを作るための3つのコツ
  5. まとめ

フローチャートとは?基本知識と活用シーン

フローチャートとは、業務のプロセスやシステムの処理手順などを図形と矢印で表現した図解のことです。
丸や長方形、ひし形などの記号を使って工程を示し、それらを線や矢印でつなぐことで、全体の流れを一目で把握できるようにします。

冒頭でもお伝えしたように、特定の人しかやり方を知らない「属人化」を防ぐだけでなく、工程のムダを見つける「業務改善」のツールとしても効果を発揮します。

フローチャートの5つの種類

フローチャートは、「順次構造」「分岐構造」「反復構造※1という3つの基本構造を組み合わせて成り立っています。
これらを基に、用途や目的に応じたさまざまな種類が存在します。

代表的な5つのものとして、次のようなフローチャートがあります。
一般的な業務の流れを示すワークフローチャート、課題解決や判断手順を表す意思決定フローチャート、複数部署の関与を整理するスイムレーン図※2、文書の流れを示す文書フローチャート、そして国際標準化された表記法であるBPMN※3です。

目的に合った種類を選ぶことで、業務の可視化や課題の抽出、効率化をより効果的に進められます。

※1 「順次構造」「分岐構造」「反復構造」:プログラムの処理の流れを制御する3つの基本構造(制御構造)を指す。これらを組み合わせることでどんな複雑なプログラムも表現できる。

※2 スイムレーン図:複数の人や部門が関わる業務プロセスを「スイムレーン(泳ぐコース)」と呼ばれる区画で区切り、誰がどの作業を担当するのか(責任分担)を明確にするフローチャートの一種

※3 BPMN:ビジネスプロセスモデリング表記法。ビジネスプロセスの標準化された表記法であり、国際標準化機構(ISO)によってISO/IEC 19510として標準化されている。フローチャートはBPMNの構成要素の一つ。

フローチャートを作成するメリット

フローチャートを作成することで、業務手順に漏れや誤りがないかを客観的に確認できます。
工程の順序や分岐条件が整理されるため、ヒューマンエラーの防止にもつながるでしょう。

また、複数の部署や担当者が関わる業務では、誰が何をいつ行うのかが明確になります。
責任と権限の所在が可視化されることで、引き継ぎミスや認識のズレを防ぎやすくなります。

ビジネスでよく使われるフローチャートの基本記号3つ

フローチャートでは、共通の記号を使うと誰でも理解しやすい図を作成できます。
開始と終了は角丸長方形または丸で表し、フローの起点と終点を示します。
開始点は1つであることが基本ですが、終了点は複数になる場合もあります。

処理は長方形で表し、何らかの作業やアクションを示します。
1つの処理記号には1つの処理のみを記載するのが基本です。判断や分岐はひし形で表現し、条件によってフローが分かれることを示します。
分岐の先には、必ず選択肢を明示する必要があります。

【フローチャートの図形の一覧】

図形名

形状

用途と役割

使用時のポイント

開始/終了

角丸長方形・楕円

フローチャートの開始点と終了点を示す

開始は1つにするのが基本。終了は複数あっても問題ない

処理

長方形

作業・行動・処理内容を示す

1つの図形につき1つの作業のみを記載する

判断/分岐

ひし形

条件判断による分岐を示す

Yes/Noなど条件を明確にし、分岐先を必ず用意する

入力/出力

平行四辺形

データの入力・出力を示す

画面入力、帳票出力、データ受信などを表す

矢印/線

矢印付き線

処理の流れ・順序を示す

流れが一方向になるよう整理すると読みやすい

接続子(オンページ)

小さな円

同一ページ内でフローを接続する

図が大きくなる場合の省略表現として使う

接続子(オフページ)

五角形

別ページのフローチャートと接続する

ページ番号や参照先を明記すると親切

書類

下辺が波線の長方形

文書・帳票を示す

申請書、請求書、報告書などを表現する際に使用

データベース

円柱

データベースや保存データを示す

システム処理フローでよく使われる

手作業

台形

人が手動で行う作業を示す

自動処理との区別を明確にしたい場合に有効

Canvaでフローチャートを作成するメリット

Canvaは、無料でも利用できるクラウド型のデザインツールとして、フローチャート作成に適したテンプレートが豊富に用意されています。
テンプレートを選んでカスタマイズするだけで、見やすいフローチャートを短時間で作成できます。

ブラウザベースのためソフトウェアのインストールが不要で、パソコン・スマートフォン・タブレットから同じデザインにアクセスできる点も大きな特徴です。
さらに、チームでのリアルタイム共同編集にも対応しています。

Canvaについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
⇒ 誰でも簡単に無料でデザイン作成が可能な「Canva」とは?使い方や基本機能、料金プラン、商用利用について解説

豊富なテンプレートで時間を短縮

Canvaには、業務フローや意思決定フロー、組織図、プロセスマップなど、用途別に整理された数千種類のテンプレートがあります。
一から図形を配置して作成する手間が省けるため、テンプレートを選び、テキストや図形を調整するだけで、短時間で完成度の高いフローチャートを作成できます。

直感的なドラッグ&ドロップ操作

専門的な知識やスキルがなくても、図形をドラッグ&ドロップで配置し、線や矢印で接続するだけでフローチャートを作成できます。
図形のサイズや色の変更、テキスト編集も視覚的に行えるため、初心者でも操作に迷いにくい点が特徴です。

チームでのリアルタイム共同編集

Canvaはクラウドベースのツールであるため、複数のメンバーが同時に同じフローチャートを編集できます。
変更履歴は自動で保存され、コメント機能を使ってフィードバックを共有できるため、チームでの業務フロー設計やレビューがスムーズに進みます。

他のツールとの連携・エクスポート機能

作成したフローチャートは、PDF・PNG・JPEG・SVGなど、さまざまな形式でダウンロードできます。
プレゼンテーション資料やマニュアルへの組み込みも容易です。
Canva内で資料作成をすればフローチャートを含めた提案資料を一つのプラットフォームで完結させることも可能です。

Canvaを使ったフローチャートの作り方(実践手順)

Canvaでフローチャートを作成する流れは、アカウント作成からテンプレート選択、編集、調整、ダウンロードまでの6ステップで完了します。
操作は直感的で、初めての方でも簡単に基本的なフローチャートを作成できます。

ステップ1:Canvaアカウントの作成とログイン

Canva公式サイトにアクセスし、メールアドレスやGoogleアカウント、Facebookアカウントなどで無料登録します。
登録後すぐに利用でき、無料版でも多くのテンプレートと機能が使えるため、まずは無料プランで試すとよいでしょう。

ステップ2:フローチャートテンプレートの選択

Canvaのホーム画面で「フローチャート」と検索すると、業務フローや意思決定フロー、スイムレーン図など、用途別のテンプレートが表示されます。
作成したいフローチャートの種類に合ったテンプレートを選択することで、構成を考える手間を省けます。

ステップ3:図形とテキストの編集

テンプレート内の図形をクリックし、自分の業務内容に合わせてテキストを編集します。
図形を追加したい場合は、左サイドバーの「素材」から図形を選択し、処理や判断、開始・終了などの記号を追加します。

ステップ4:線と矢印の追加で流れを表現

左サイドバーの「素材」から線を選び、図形同士を矢印や線で接続して業務の流れを表現します。
矢印の向きや線の太さ、スタイルを調整することで、フローの方向性や重要度を視覚的に伝えられます。

ステップ5:配色とレイアウトの調整

図形の色を変更し、プロセスの種類や重要度ごとに色分けすると、視認性が向上します。
整列機能を使って図形をそろえ、余白を適切に取ることで、全体が見やすいフローチャートに仕上がります。

補足:分岐を使いすぎないコツ

分岐が多すぎると、図全体が複雑になり理解しづらくなります。
単純な手戻りなどは省略し、必要な分岐のみを残すことが重要です。1つの処理ボックスには1つのアクションだけを記載し、複数の行為を1つの工程に含めないことで、シンプルで分かりやすいフローチャートになります。

ステップ6:完成したフローチャートのダウンロード

右上の「共有」ボタンから、PDF、PNG、JPEGなどの形式を選択してダウンロードします。
PDFは印刷や資料配布に、PNGはWeb掲載やマニュアルへの組み込みに適しています。
Canva公式サイト:
無料オンラインフローチャートツールCanvaフローチャートツールを使用して、プロセスやアイデアをかっこいい・おしゃれな形で視覚化しましょう

フローチャート作成の実践例とコツ

実際の業務に近い例を参考にすることで、自分の業務に合ったフローチャートをイメージしやすくなります。
分岐の使い方やスイムレーンの活用など、実践的なポイントを押さえてみましょう。

実践例1:レジでのポイントカード確認フロー

来店のお礼を述べる工程を起点とし、ポイントカードの有無で2択に分岐させます。
「はい」の場合はカードを受け取りバーコードを読み取り、「いいえ」の場合はカード作成を案内する流れにすることで、シンプルで分かりやすい業務フローになります。

実践例2:複数部署が関わる業務のスイムレーン図

営業、生産、経理など複数の部署が関わる業務では、スイムレーン図が有効です。
部署ごとにレーンを分けて業務の流れを整理することで、各工程をどの部署が担当しているのかを一目で把握できます。

また、線がレーンをまたぐ箇所では業務の引き継ぎが発生することが分かるため、責任の所在や情報の受け渡しの流れを明確にできます。

分かりやすいフローチャートを作るための3つのコツ

  1. 分岐は必要なものだけに絞り、使い過ぎず、単純な手戻りは省略する

  2. 目的に応じて分岐を設計し、選択肢が多い場合は整理して配置する

  3. 1アクションにつき動詞を1つに限定し、処理の粒度を揃えるようにする

これらを意識することで、誰が見ても理解しやすいフローチャートになります。
ぜひ実践してみてください。

まとめ

Canvaを使えば、豊富なテンプレートと直感的な操作により、初心者でも高品質なフローチャートを作成できます。
基本記号の使い方を理解し、分岐を使いすぎず、1つの処理ボックスには1つの作業のみを記載するという原則を守ることで、実務で活用しやすいフローチャートに仕上がります。

業務効率化やプロジェクトの進行管理、情報共有の質向上を目的として、ぜひCanvaを活用したフローチャート作成に取り組んでみてください。

『Canva相談センター』では、Canva製品に精通した専門コンシェルジュが導入に向けた無料相談を承っております。ビジネス版Canva導入をご検討中の担当者さまはお気軽にご相談ください。

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※Excel・PowerPoint:「Microsoft® Excel®」および「Microsoft® PowerPoint®」は、米国Microsoft Corporationの商標または登録商標です

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