
Canvaテンプレート探しと選びのコツ
Canvaは豊富なテンプレートを用意しており、誰でも短時間で洗練されたデザインを作れるのが大きな魅力です。
とはいえ、種類が多すぎて「どれを選べばいいのかわからない」と迷ってしまうこともあるでしょう。
実はテンプレートの探し方と選び方を少し工夫するだけで、その後の編集作業がぐっと楽になり、仕上がりのクオリティも大きく変わります。
本記事では、Canvaでテンプレートを探す方法と、選ぶ際に押さえておきたいポイントを整理しました。
※ 本ブログ記事の内容は、記事掲載時点の情報に基づいて記載されています。そのため、製品に関する情報については、アップデートなどにより現行の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
目次[非表示]
Canvaでテンプレートを探す方法
まずはテンプレートを探す基本的な方法を確認しておきましょう。Canvaでは大きく分けて3つの方法があります。
- ホーム画面(キーワード検索)
- ホーム画面(フィルター検索)
- 編集画面(キーワード検索)
ホーム画面の検索バーから探す
ホーム画面上部にある検索バーにキーワードを入力すると、関連するテンプレートが一覧表示されます。
サイズがバラバラで出てくるので、デザインの参考例を探したいときにおすすめです。
カテゴリーとスタイルでフィルターをかけることが可能です。
ホーム画面のテンプレートから絞り込む
ホーム画面のサイドーバーにある [テンプレート] から フィルター機能を使いながらテンプレートを探せます。
具体的なキーワードが思い付いてなくてもサイズや用途が決まっているときや、幅広くインスピレーションを得たいときに有効です。
編集画面からテンプレートを呼び出す
すでにサイズを指定して編集画面を開いた状態で、そのフォーマットに合わせたテンプレートを検索できます。
編集しながら別の候補を試したいときに便利です。
Canvaテンプレートの命名ルールを知ると探しやすい
テンプレートは制作者が名前を付けています。そのため検索のしやすさは 命名ルールを理解しているかどうか にも左右されます。
テンプレートの名前のルールは
- 色
- スタイル
- 用途
- フォーマット
がキーワードとして入っています。
Canvaで使える検索ワードのアイデア集
「どんなワードで探せばいいの?」という方に向けて、検索ワードのヒントをまとめました。
① 用途(何を作るかで探す)
営業資料 | 提案書 | 説明資料 | IR資料 | 事業計画書 |
履歴書 | 企画書 | カレンダー | イベント | セミナー |
領収書 | 見積書 | 請求書 | 納品書 | キャンペーン |
お知らせ | お役立ち情報 | 宣伝 | アンケート | 招待状 |
② イベント・シーズン(いつ使うかで探す)
季節イベント | バレンタイン | 夏祭り | ハロウィン |
ビジネスイベント | 展示会 | 新商品 | 採用説明会 |
ライフイベント | 結婚式 | 誕生日 | 七五三 |
③ 雰囲気・テイスト(どんな印象にしたいかで探す)
シンプル系 | シンプル | モダン | ミニマル | ナチュラル |
親しみ系 | かわいい | やさしい | 手書き | ポップ |
高級感 | ゴールド | ラグジュアリー | クラシック | エレガント |
ビジネス系 | 信頼 | 堅実 | クール | ブランディング |
その他 | 和風 | インパクト | グラデーション | 抽象的 |
④ 業種名
飲食店 | カフェ | レストラン | 居酒屋 |
美容・アパレル | サロン | 美容室 | ファッション |
教育 | セミナー | 塾 | 習い事 |
不動産・建築 | 物件紹介 | オープンハウス | リフォーム |
医療・福祉 | クリニック | 整体 | 介護 |
うまく見つからない時でも、掛け合わせることで2語以上を掛け合わせることでより自分のイメージに合ったテンプレートに巡り会える確率が上がります。
例
- 「美容室 モダン」
- 「クリスマス エレガント」
- 「シンプル 営業資料」
- 「カフェ メニュー表」
気に入ったテンプレートが作りたいサイズに合わない時の対処法
せっかく気に入ったテンプレートを見つけても、サイズが合わないことは少なくありません。
そんな時でも解決策を2つご紹介します。
縦横比があまりにも違う場合には調整が必要になります。
方法①マルチデザイン機能を活用
マルチデザイン機能 は無料プランの方でも利用可能です。
1つのデザインファイルに複数サイズを追加できるため、A4チラシからInstagram投稿、バナー広告などへ展開もスムーズ。レイアウトの良さを活かしたまま、用途に合わせてサイズ変換できます。
方法②リサイズ機能を活用
リサイズ機能は有料機能です。
マルチデザイン同様1つのデザインを複数のサイズに展開できます。
マルチデザインとの違いは、同時に複数展開できて個別のデザインファイルを作成することが可能です。
Canvaの無料版と有料版(プロ、チームス、エンタープライズ)については下記記事で詳しく解説しています。
⇒ Canva無料版と有料版の違いは?最適なプラン選びのコツをご紹介
最終的にレイアウトを基準に選ぶのが正解
テンプレートを選ぶときに一番大切なのは「色やフォント」ではなく「レイアウト」です。
ノンデザイナーにとって色や写真、フォントは後から自分で簡単に変えられますが、要素をうまく配置するのが難しいのです。
Canvaに向かう前に
- どのくらいの情報量が入れるのか
- 写真がメインか文字がメインか
を決めておくとテンプレートを探す時間や編集時間が削減できます。
- 写真と文字の配置
- 見出しと本文のバランス
- 情報量を整理できる余白の有無
これらが自分の目的と合っていれば、色やフォントは後から簡単に調整できます。
配置を変えずに編集できるようになれば、元のデザインが自分業種と異なるテンプレートも活かせるようになります。
まとめ
- Canvaのテンプレート検索は ホーム画面(キーワード/カテゴリー) と 編集画面 の3ルートを押さえる
- 命名ルールを理解すると検索効率がアップする
- キーワードを工夫して検索すれば「出会えるテンプレート」が広がる
- 最後の決め手は レイアウト重視。色やフォントは後から変えられる
テンプレートを正しく探し、上手に選ぶことで、制作スピードもクオリティも格段に上がります。ぜひ今日から試してみてください。
さらにCanvaでのデザインの効率化を目指す方は以下の記事もご覧ください。
⇒ Canvaシート × 一括作成 で “量産” をラクに!最短でたくさんのデザインを作る方法
『Canva相談センター』では、Canva製品に精通した専門コンシェルジュが導入に向けた無料相談を承っております。ビジネス版Canva導入をご検討中の担当者さまはお気軽にご相談ください。