
Canvaシート × 一括作成 で “量産” をラクに!最短でたくさんのデザインを作る方法
「同じレイアウトで文言と写真だけ変えたデザインを一気に作りたい」
そんな時は Canvaシート + 一括作成 の組み合わせがおすすめです。
本記事では受講修了証を例に、準備から接続・出力・仕上げのコツまでを手順書風にまとめました。
Canvaシートとは何か詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
⇒ Canvaシート活用ガイド|業務で“伝わる表”を作る方法
※ 本ブログ記事の内容は、記事掲載時点の情報に基づいて記載されています。そのため、製品に関する情報については、アップデートなどにより現行の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
目次[非表示]
一括作成が活用できるケース
イベント告知、講座一覧、製品ラインアップ、店舗POP、修了証などを同じ体裁で量産
A/Bテスト用にコピー違い・写真違いのパターンをまとめて生成
名刺や研修用の名札など部署名・氏名・QR だけ差し替えたを連番出力
一括作成は有料プランの機能 です。無料プランでもシートは使えますが、一括作成よる自動生成はできません。
Canvaの無料版と有料版(プロ、チームス、エンタープライズ)については下記記事で詳しく解説しています。
⇒ Canva無料版と有料版の違いは?最適なプラン選びのコツをご紹介
一括作成の手順
1.事前準備①:Canvaシートを設計する
デザインの接続元になるデータを作成します。
テキストの他に写真を入れることも可能です。画像は写真のみ対応しています。イラストは入らないので注意しましょう。
ちなみに写真は一括で背景除去できます。
2.事前準備②:元デザインの準備
デザインデータはシートを同じデータ内に作成します。
テキストボックスの余白を確保
差し込むテキストが長いとテキストボックス内で改行されてデザインが崩れてしまいます。
思いの外修正に時間が取られてしまわないよう事前にテキスト余白を作っておきます。
画像はフレームを用意
写真の差し替え先はフレームを使います。
3.一括作成でデータを接続する:シート ⇄ デザイン
- データの範囲を選択
- [アクション] → [一括作成]をクリック
- [現在のデザインで続行] をクリック
- デザイン内の接続したい箇所を選択 → [データの接続] → 接続列を選択(受講者名・コース名など)
接続が完了した要素には紫で接続された列名が表示されます。
4. 一括作成で出力する
- 高度なオプション] をクリック→出力の設定をする
- [デザインを作成] をクリック
出力設定
○点の個別デザインとして出力
→ シートの1行に対し1つのデザインファイルで出力されます。1つのデザインで複数ページを作成
→ 1つのデザインファイルの中に全てのデザインが作成されます。
作成後、シート右端の「デザイン」列に各ファイルのリンクが自動で入ります。クリックで直行できるので便利です。
5. 仕上げ
テキストや写真がずれていたら調整
色を一括で雰囲気チェンジ
テンプレートの色からカラーを適用
[テンプレート]から色検索 → 右上「…」→ カラーのみ適用 → カラーをシャッフル
スタイルからカラーを適用
[テンプレート]→[スタイル]→[カラーパレット] → カラーをシャッフル
一つ一つ色を変更すると大変ですが、スタイル機能を活用することで配色の時間を削減できます。
仕上げ完了
よくあるつまづき & 解決
接続できない
テキスト要素に画像列を割り当てようとしていないか確認しましょう
日付を入力すると “日付形式” になる
列の書式を テキスト に、または小数+桁数で代替しましょう
スタイルでカラー適用をしたいが変更したくないところも色が変わってしまう
色を変更したくない要素はロックをかけましょう
まとめ
Canvaシートと一括作成を組み合わせれば、同じフォーマットのデザインを一気に量産できます。
イベント告知や受講証、SNS投稿のABテストなど、実務での時短効果は非常に大きいです。
ポイントは以下の3つです。
事前準備を丁寧に:シート設計と元デザインの余白・フレームを整える
接続作業を確実に:列名を分かりやすくして、テキストと画像を正しく紐付ける
仕上げを工夫する:色の一括変更や微調整でデザイン精度を上げる
有料プラン限定の機能ですが、使いこなせば「同じ作業の繰り返し」から解放されます。まずは少量のデータから試して、便利さを体感してみてください。
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