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CanvaとAffinityでデザイン革命!あらゆる表現を可能にする「新常識」とは

デザインツールの進化により、個人から企業まで幅広い層が高品質なクリエイティブ制作を行える時代になりました。
さまざまなクリエイティブツールが登場する中、直感的な操作でデザインを民主化した「Canva」と、プロの現場にも耐えうる高度な機能と互換性を備えた「Affinity」は今最も注目すべき組み合わせといえます。

本記事では、プロフェッショナル向けソフトとして評価の高いAffinityの概要と、Canvaとの関係性を整理しながら、それぞれの特徴や使い分け、そして両者を活用した効率的なデザイン制作手法について解説します。

目次[非表示]

  1. Affinityとは
    1. Affinity Designerの魅力と機能
    2. Affinity Photoで写真編集を極める
    3. Affinity PublisherでDTPレイアウトを構築
  2. Canvaとは
    1. Canvaの基本機能と強み
    2. Canvaが得意なデザインシーン
    3. Canvaのメリット
  3. 2025年10月「Affinity by Canva」を発表
    1. Adobe製品との違いや使い分け
    2. AffinityとCanvaとの関係性と接続方法
  4. CanvaとAffinityを連携させたワークフロー
    1. 【制作フロー例】Canvaでラフを固め、Affinityで磨き上げる
    2. 【制作フロー例】Affinityで高品質アセットを作り、Canvaで運用する
  5. まとめ

Affinityとは

Affinityシリーズは、プロフェッショナル向けに設計された高機能デザインツール群で、IllustratorやPhotoshopの代替としても注目されています。
軽快な動作と直感的なインターフェースを備え、買い切り型で導入できるコストパフォーマンスの高さも支持される理由です。

印刷、Web、写真、映像など多様な分野で利用されており、細部までこだわる制作に最適な環境を提供します。

Affinity Designerの魅力と機能

Affinity Designerはベクター形式のグラフィック制作に特化しており、ロゴ、アイコン、ポスター、UIデザインなど、構造的なデザイン作業に強みを発揮します。
ペンツールの精度が高く、曲線や角の制御が直感的に行えるため、繊細なラインも滑らかに描けます。

さらに、ベクターとラスター※1の両モードを切り替えて使用できるため、1つのファイルでイラストと写真加工を同時に扱うことが可能です。
操作の軽さも特筆すべき点で、大容量データを扱っても快適に作業できます。
※1 ベクターとラスター:デジタル画像を構成する2つの主要な形式。ベクターは点と数式(パス)で形状を定義し、拡大縮小に強いためロゴやイラストに向いている。 ラスター(ビットマップ)は色付きの点の集まり(ピクセル)で画像を表現するため写真に向いている。

Affinity Photoで写真編集を極める

Affinity Photoは、フォトレタッチや合成、補正など、写真編集に関するほぼすべての作業を網羅できるツールです。
RAW現像やHDR合成、マスク処理、トーンカーブ補正など、細かな工程をプロレベルで調整できます。

非破壊編集※2にも対応しており、オリジナル画像を保持したまま複数の調整を加えることができます。
写真素材を活かした広告制作や印刷物など、正確な色表現を求めるシーンに最適です。
高精度のブラシツールと豊富なエフェクト機能により、感覚的に写真を「仕上げる」楽しさも提供します。
※2 非破壊編集:画像や音声などの元データを直接変更せず、その上に編集内容(調整値やフィルター情報など)を記録して適用する編集方法

Affinity PublisherでDTPレイアウトを構築

Affinity Publisherは、パンフレットやカタログなど複数ページを持つレイアウトデザインに最適です。
マスターページ機能により、ページ全体で統一されたデザインを保ちながら効率的に編集できます。

文字組み、画像配置、段組みなどの制御も精密で、商業印刷にも耐えうる高品質な出力が可能です。
さらに、同シリーズのDesignerやPhotoとワンクリックで連携できるため、画像加工からレイアウト調整までを一貫して行えます。
DTP業務を一括で完結できる点が、Publisherの大きな魅力です。

Canvaとは

Canvaはテンプレート、素材、フォントを豊富に揃えたオンラインデザインツールです。
ブラウザやアプリ上で手軽に使えるため、時間や場所を選ばず制作を進められます。

特別なスキルを必要とせず、誰でも短時間で美しいデザインを仕上げられる点が大きな魅力です。
近年ではブランドキット機能など、ビジネス向けの活用にも対応が広がっています。

Canvaの基本機能と強み

Canvaの最大の特徴は「直感的な操作」と「テンプレートの豊富さ」です。
ドラッグ&ドロップで要素を配置でき、カラーやフォントも簡単に切り替えられます。
数百万点以上のテンプレートを活用することで、デザイン初心者でもプロに近いクオリティを再現できます。

さらに、ブランドキットを設定しておけば、自社カラーやフォントを自動適用できるため、企業デザインの統一が容易です。
クラウドベースで作業が保存されるため、共同編集やデバイス間の切り替えもスムーズに行えます。

Canvaについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
⇒ 誰でも簡単に無料でデザイン作成が可能な「Canva」とは?使い方や基本機能、料金プラン、商用利用について解説

Canvaが得意なデザインシーン

Canvaはスピードが求められるデザインに最適です。
SNS投稿、広告バナー、営業資料、チラシ、名刺、プレゼンなど、多用途に対応しています。
テンプレートの構成が既に最適化されているため、短時間でも整ったデザインを作成できます。

また、スマートフォンやタブレットからも操作できるため、外出先や打ち合わせ中にその場で修正することも可能です。
特にマーケティング担当者や広報担当者にとって、時間を効率的に使える強力な制作ツールとなります。

Canvaのメリット

Canvaの魅力は、専門知識がなくても完成度の高いデザインを短時間で作れる点にあります。
さまざまな素材が用意されているため、必要なデザイン要素をすぐに検索・配置できます。
さらに、クラウド管理のためバージョン履歴が自動保存され、過去データの再利用も容易です。

デザインの再現性とチーム共有のしやすさが、他ツールとの大きな違いです。
企業ブランディングを統一的に展開したい場合にも、Canvaは最適な選択といえます。

ブランド機能についてはこちらの記事で詳しく解説していますので併せてご覧ください。
Canvaのブランド機能で社内デザインを統一する方法

2025年10月「Affinity by Canva」を発表

CanvaによるSerif社の買収※3以降、AffinityシリーズとCanvaの間には強力な連携が生まれました。
2025年10月30日に「Affinity by Canva」として無料化され、これまでの「Affinity Photo」「Affinity Designer」「Affinity Publisher」の3つの機能が1つになって提供されました。
これにより、Canvaのユーザーは無料で利用することが可能です。
さらにCanvaの有料ユーザーであれば、Affinity内でCanvaのAI機能が利用できます。

Canva AIの詳細については以下記事でも詳しくご紹介しております。


※3 Serif社の買収:2024年3月、Canvaがプロ向けデザインソフト「Affinity」シリーズを開発するイギリスのSerif社を買収。Canvaはプロフェッショナル市場への本格参入を目指し、2025年10月にはAffinityの主要機能が「Affinity by Canva」として完全無料で提供開始された。

Adobe製品との違いや使い分け

AffinityシリーズはAdobe製品と比較して、動作の軽さと価格の手頃さで優れています。
買い切りライセンスのため、サブスクリプション費用を気にせず長期的に利用できます。

操作性はAdobeに近く、Adobe経験者であれば学習コストも低いため、Adobeに変わるデザインツールが欲しい方であれば扱いやすい構成です。
一方で、業界標準の納品形式(.aiや.psd)を扱う必要がある場合は、Adobeとの併用が現実的です。
用途に応じて柔軟に使い分けることで、コストと生産性のバランスを最適化できます。

AffinityとCanvaとの関係性と接続方法

上記でも解説したように、AffnityはCanvaユーザーであれば無料で利用できます。

2つを組み合わせることで、「Affinityで独自のイラスト生成や高度な写真編集を行い、その素材をCanvaに書き出してデザインを仕上げる」という効率的なワークフローが実現します。

接続はAffinity起動時にCanvaアカウントでサインインするだけで完了し、SVGやPDFなどの形式を介してデータの直接やり取りが可能です。

Affinityで作り込んだ高品質な素材をCanvaに持ち込めば、Canva上でチームメンバーに共有し、そのまま共同編集を行うこともできます。プロ仕様のこだわりと、クラウドツールならではの共有スピードを両立できる点が、この連携の大きな利点です。

CanvaとAffinityを連携させたワークフロー

両ツールを組み合わせることで、「スピード」と「クオリティ」を両立した理想的な制作環境が整います。ここでは、制作効率を高めるためのおすすめのフローをご紹介します。

【制作フロー例】Canvaでラフを固め、Affinityで磨き上げる

まずはCanvaで構図や配色の方向性を素早く固め、Affinityで最終的な質感を仕上げる分業スタイルがおすすめです。

  • Canvaでスピード設計: 豊富なテンプレートを活用し、SNSバナーやパンフレットのレイアウトを簡単に素早く作成します。
  • Affinityでプロの仕上げ: 書き出したデータをAffinityに読み込み、色補正、質感調整、陰影の追加(ライティング)など、Canva単体では難しい繊細な調整を施します。
  • メリット: 初心者でもプロのような緻密な工程を体験でき、短時間で「テンプレート感」を払拭したオリジナリティのあるデザインに昇華させることが可能です。

【制作フロー例】Affinityで高品質アセットを作り、Canvaで運用する

パーツをAffinityで制作し、Canvaに連携し展開する「素材先行型」のスタイルです。ブランドの独自性を確立しつつ、多媒体への展開スピードを早めたい場合に最適です。

  • Affinityで高品質素材を生成: 独自のイラスト制作、高度な写真合成、メタリックや3Dのような質感豊かなパーツなどをAffinityで作成します。Canvaの標準素材にはない「唯一無二のパーツ」を作れるのが最大の強みです。
  • Canvaで共有・展開: 作成した素材を背景透過のPNGやSVG形式でCanvaにアップロードします。一度アップロードすれば、SNS投稿、プレゼン資料、チラシなど、あらゆるデザインにその高品質な素材を使い回すことができます。
  • メリット: デザイナーがAffinityで作成した「ブランド専用素材」をCanva上でチーム共有することで、デザイン知識のないメンバーでも、ブランドイメージを損なうことなく高品質な制作物を量産できるようになります。

まとめ

CanvaとAffinityの連携により、初心者でもプロレベルのデザイン制作が可能となります。
Canvaのテンプレートと操作性、Affinityの編集機能を組み合わせることで、制作効率と品質を両立できます。

企業のブランド制作から個人クリエイターの作品づくりまで、両ツールを柔軟に使い分けることで、新しいデザインスタイルを構築できます。
デザインの未来は、CanvaとAffinityの融合によってさらに広がります。

『Canva相談センター』では、Canva製品に精通した専門コンシェルジュが導入に向けた無料相談を承っております。ビジネス版Canva導入をご検討中の担当者さまはお気軽にご相談ください。

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※Adobe製品:Adobe、Adobeロゴ、Photoshop、Illustrator、InDesign、およびAcrobatは、アドビシステムズ社(Adobe Inc.)の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

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SB C&S株式会社内SaaS専門チーム「Cloud Service Concierge」が記事の執筆や監修を進めています。ブログ記事は、SaaSの基礎知識やSaaS製品の選定ポイントなどを中心に情報を発信しています。
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