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DMの作り方を徹底解説|Canvaのテンプレートで簡単に高品質なダイレクトメールを制作

ダイレクトメール(DM)は、新商品の案内やキャンペーン情報、クーポンといった有益なコンテンツを顧客の手元へ直接届けられる販促ツールです。しかし、数ある郵便物の中で手に取ってもらい、効果を出すには、戦略的な企画とデザインが重要です。そこで、Canvaのテンプレートを活用すれば、デザインの専門知識がなくても高品質なDMを簡単に作成できます。

本記事では、DMの基本から事前準備、Canvaを使った具体的な制作手順、そして効果を高めるコツまで、実践的なノウハウを解説します。

目次[非表示]

  1. ダイレクトメール(DM)とは
    1. DMの特徴とポイント
    2. DMの種類とそれぞれの特徴
  2. DM作成に必要な事前準備
    1. DMの目的を明確化する
    2. コンセプトを設計する
    3. 基本的な仕様を決定する
    4. コピーライティングでキーワードを選択
  3. CanvaでDMを作成する手順
    1. ターゲットリスト作成と送付タイミングの設定
    2. Canvaでテンプレートを選ぶ
    3. デザインをカスタマイズする
    4. 印刷する場合の注意点
    5. 電子メールなどを配信する場合の注意点
    6. Webサイトや自社のSNSなどと連携
    7. 配信方法や効果測定も考えておく
  4. より効果を高めるDM制作のコツ
    1. ターゲットを細かく設定する
    2. パーソナライズされた情報を届ける
    3. 行動喚起を明確にする
  5. 自社で作成できるCanvaの魅力
    1. 自社でDMを作成するメリット
    2. Canvaなら初心者でも簡単に高品質のDMを作成可能
  6. まとめ

ダイレクトメール(DM)とは

ダイレクトメール(DM)とは、企業が顧客や見込み顧客に対して、郵送物や電子メール、SNS、SMSのメッセージ機能などを通じて、商品・サービス情報やキャンペーン案内、クーポンなどを直接届けるマーケティング手法です。
媒体は異なっても「個別に情報を届け、行動を促す」という目的は共通しており、オンライン・オフラインの双方で活用されています。

DMの特徴とポイント

DMの最大の強みは、不特定多数に配信する広告と比べて、特定のターゲットに向けて情報を届けられる点にあります。
受け取り手を絞り込んでアプローチするため、反応率の向上が期待できます。

媒体ごとに異なる強みを持っている点もDMの特徴です。
郵送DMでは実物として手元に残る訴求が可能であり、デジタルDMでは即時性や効果測定のしやすさといった強みを活かせます。

媒体ごとにコスト構造や制作フローは異なりますが、目的・ターゲット・訴求内容を整理することで、いずれの媒体でも効率的なマーケティング施策として活用することが可能です。

DMの種類とそれぞれの特徴

DMは大きく「郵送DM(はがき、封書、カタログなど)」「デジタルDM(電子メール、SMSなど)」「SNSのDM・メッセージ機能」に分類できます。

郵送DMは視覚的・物理的な訴求に強く、デジタルDMはスピード感や効果測定のしやすさに優れています。
目的やターゲットに応じて、これらを使い分け、あるいは組み合わせて活用することが重要です。
以下の比較表で、それぞれの特徴を整理しました。

【DMの種類とそれぞれの特徴(比較表)】

郵送DM
(はがき・封書・カタログなど)

デジタルDM
(電子メール・SMSなど)

SNSのDM・メッセージ機能

主な特徴

紙媒体として顧客の手元に届くDM

デジタルデータとして配信するDM

SNS上のメッセージ機能を使って送信

向いている用途

新商品案内、キャンペーン告知、既存顧客へのフォロー

セール情報の即時告知、イベント案内、フォローアップ

既存フォロワーへの案内、キャンペーン告知

メリット

実物として残り、視認性や記憶への定着が期待できる

即時配信が可能で、開封率やクリック率などの効果測定がしやすい

比較的カジュアルに接点を持て、反応を得やすい

注意点

印刷・郵送コストや制作期間がかかる

受信環境や迷惑メール対策の影響を受けやすい

運用ルールやプラットフォーム依存の制約がある


DM作成に必要な事前準備

DMのデザインを作り始める前に、目的やターゲット、伝えるべきメッセージを整理することが成果につながります。
事前準備を丁寧に行うことで、郵送DMでもデジタルDMでも、受け取る側にとって理解しやすく、行動につながりやすい内容に設計できます。

DMの目的を明確化する

DM制作の出発点は、目的の明確化です。
DMで扱う商品やサービスが、どのような課題を解決するのかを整理し、DMを実施する目的、ターゲット、顧客に提供したい価値などの前提条件を関係者間であらかじめ共有します。

最終的に達成したい成果や、DMに求める役割をあらかじめ定義しておくことで、企画と制作の方向性をそろえやすくなります。
「新規顧客の獲得なのか、既存顧客のリピート促進なのか」といった基本的な方向性が定まるだけでも、その後の工程が格段にスムーズに進むはずです。

コンセプトを設計する

目的が明確になったら、DMのコンセプトを設計します。
提供価値を直感的に伝えるアイデアやモチーフを生み出し、顧客体験をいかに表現するかを中心に考えます。

コンセプトを絞り込む際には、戦略性(ビジネス目標との整合性)、関連性(ターゲットのニーズとの合致)、説得力(行動を促す訴求力)、差別化(競合との違い)といったさまざまな観点から検討することが大切です。

基本的な仕様を決定する

コンセプトが固まったら、DMの具体的な仕様を決定します。
ダイレクトメールには、郵送DM(封書型・はがき型・カタログ型など)、デジタルDM(電子メール・SMS)、FAXDMなど、さまざまな形式があります。

受け取り手が読む順番を想定して、コンセプトが伝わるストーリーを組み立てていくことが重要です。
各パーツに掲載する内容を大まかにまとめておくと、デザイン工程での手戻りを防ぐことができます。

コピーライティングでキーワードを選択

DMの訴求力を左右するのがコピーライティングです。
受け取り手にとっての提供価値を的確に伝え、商品・サービスに興味を持ってもらえる言葉選びを心がけることが大切です。

ユーザーにアクションを期待する場合は、わかりやすく数字を入れて直接的・具体的に伝えてみてください。
例えば、「今すぐお申し込みください」よりも「3月31日までのお申し込みで20%OFF」のほうが、受け取り手は行動に移しやすくなります。

CanvaでDMを作成する手順

Canvaを使えば、専門的なデザインソフトを使わなくても高品質のDMを作成できます。
豊富なテンプレートと直感的な操作で、初心者でも簡単に高品質なデザインが完成するでしょう。
この章では、具体的な制作手順をステップごとに紹介します。

関連記事:誰でも簡単に無料でデザイン作成が可能な「Canva」とは?使い方や基本機能、料金プラン、商用利用について解説|Canva相談センター

ターゲットリスト作成と送付タイミングの設定

デザイン制作に入る前に、ターゲットリストを作成し、前章で整理した事前準備の情報と合致しているかを確認します。
このターゲットリストの精度がDMの成果を大きく左右します。

あわせて、送付タイミングの設定も重要です。例えば、BtoB(企業ユーザー)であれば月初や月末を避けた火曜〜木曜が開封されやすく、BtoC(個人ユーザー)であれば給料日後やボーナス時期が購買意欲の高いタイミングとされています。
開封率が高くなる時期を見極めて配信スケジュールを設定してください。

Canvaでテンプレートを選ぶ

ターゲットリストの作成や送付タイミングの設定が済むと、次はいよいよデザイン制作に入ります。

パソコンかアプリでCanvaを開き、検索バーやカテゴリから目的に合ったテンプレートを選択します。
Canvaの検索窓から「ポストカード」「はがき」「チラシ」などのキーワードを入力すれば、用途別のデザインが豊富に表示されます。

また、印刷物だけでなくメールやSNS、SMS(メッセージ用画像)に使えるテンプレートも充実しているため、用途に応じて「印刷用」か「デジタル用」の最適なベースを使い分けることが可能です。

印刷物からデジタルDMまで、用途に合わせて最適なベースを選び、内製ならではのスピード感でオリジナルの販促物を完成させることができます。

デザインをカスタマイズする

テンプレートを選んだら、テキストや画像を自社の情報に差し替えていきます。
選んだテンプレートは、写真やテキストを入れ替えるだけでなく、「ブランドキット」※1にあらかじめ登録した自社のロゴやブランドカラー、フォントを適用することで、専門知識がなくても統一感のあるデザインへ簡単にカスタマイズ可能です。
この機能を活用すれば、複数のDMを制作する場合でもブランドの一貫性を保ちやすく、内製ならではのスピード感でオリジナルの販促物を完成させることができます。

※1 ブランドキット:ロゴ、カラーパレット、フォントなど、ブランド固有の視覚要素を一元管理できる機能

関連記事:Canvaのブランド機能で社内デザインを統一する方法|Canva相談センター

印刷する場合の注意点

ポストカードはCanva上で自由にデザインをカスタマイズし、そのまま印刷注文までワンストップで完結できます。
ほかにもチラシ、パンフレット、三つ折りリーフレット、各種カード類など、多様な印刷物に対応しており、用途に合わせた本格的なアイテム作成が可能です※2

印刷を依頼する際は、Canvaの編集画面から「塗り足し」や「セーフティゾーン」を表示させ、文字や重要な要素が端に寄りすぎていないか確認するのがポイントです。
また、公式のCanvaプリントを利用すれば、高品質な用紙や仕上げができるだけでなく自宅やオフィスまで直接配送されるため、入稿作業に不慣れな方でも失敗なく安心して利用できます※3

※2 Canva上で印刷できるデザイン|デザインも印刷もこれ一つで実現(Canva公式サイトへ遷移します。)
※3 ポストカードもCanva上からカスタマイズして印刷できる|はがき・ポストカード・絵はがき(Canva公式サイトへ遷移します。)

電子メールなどを配信する場合の注意点

電子メールでDMを配信する場合は、特定電子メール法に基づき、原則として事前に同意を得た相手(オプトイン)にのみ送信する必要があります。
法令違反とならないよう、配信リストの管理には十分注意してください。

配信方法としては、自社運用と専門業者への依頼の2つの選択肢があります。
自社運用であればコストを抑えながらノウハウを蓄積できる一方、専門業者に依頼すれば大量配布やターゲットリスト収集、開封率をアップするテクニックなど、専門的なメリットを活用することが可能です。

Webサイトや自社のSNSなどと連携

DMをより効果的にするために、自社サイトやキャンペーンサイト、SNSとの連携を検討することも大切です。
DMにサイトのQRコードや短縮URLを掲載して誘導することで、オフラインからオンラインへの導線を作ることができます。

Canvaのテンプレートであればカスタマイズや要素の追加も簡単にできるため、QRコードや短縮URLを手軽に挿入することが可能です。

配信方法や効果測定も考えておく

デザインが完成したら、配信・印刷の方法を確定させます。
完成したデザインはPDF形式や指定のフォーマットでダウンロードできるほか、ポストカードやはがきはCanva上から直接印刷を発注することも可能です。
DMとしてチラシやパンフレット、三つ折り、カード類の印刷にも対応しています。

電子メールやSNS・SMSで配信する場合は、配信サービスや配信方法を事前に決めておき、ターゲットに合った送付条件を設計しておきましょう。
外部の印刷会社に入稿する場合は、印刷会社によって入稿データの形式が異なるため、必ず事前に確認することが必要です。

効果測定の準備も忘れてはなりません。
前述のQRコードや短縮URL、アンケートフォームなどを事前に用意し、DMの目的に対するKPIやコンバージョン率といった指標を収集できる体制を整えておくことが大切です。

より効果を高めるDM制作のコツ

基本的な作り方に加えて、いくつかのコツを押さえることでDMの効果をさらに高められます。
受け取り手の立場に立った工夫を取り入れることで、開封率やレスポンス率の向上が期待できます。

ターゲットを細かく設定する

DMの効果を最大化するには、精度の高いセグメンテーションが不可欠です。
年齢、性別、居住地域、購買履歴、興味関心などの属性に基づいて顧客層をセグメント化し、それぞれに最適化されたDMを作成します。

例えば、見込み顧客には商品・サービスの認知を促すDM、既存顧客にはリピート購入を促すDM、休眠顧客には再来店を促すDMというように、顧客の状態に応じてアプローチを変えることが重要です。
ターゲットを絞り込むことで無駄な配信を減らし、より効果的なアプローチが実現します。

パーソナライズされた情報を届ける

DMの反応率を高めるうえで効果的なのが、パーソナライズです。
顧客一人ひとりの名前、過去の購買履歴、興味関心に合わせた情報をDMに盛り込むことで、「自分宛てに特別に送られてきた」と感じさせることができます。

ただし、単に名前を印刷するだけではパーソナライズとはいえません。
顧客のニーズに合致した商品やサービスの提案を行い、「この情報は自分にとって価値がある」と思ってもらえる内容にすることが大切です。

行動喚起を明確にする

DMを受け取った後にどのような行動を取ってほしいかを明確に伝えることは、成果に直結する重要なポイントです。
QRコードや短縮URLを掲載してWebサイトへの誘導を簡単にするほか、具体的なオファー(割引、特典、無料サンプルなど)を提示して顧客の行動を後押しします。

行動喚起(CTA)は、DMの中で最も目立つ位置に配置し、「何をすればよいか」が一目でわかるデザインにすることが効果的です。

自社で作成できるCanvaの魅力

DM制作を外注せずに自社で行いたい場合、Canvaは非常に強力なツールです。
デザインや制作の専門知識がなくても高品質なDMを作成でき、コストを抑えながら効果的なマーケティングを実現できます。

自社でDMを作成するメリット

DM制作を内製化する最大のメリットは、柔軟性とスピードです。
小規模なDMであれば迅速に対応でき、顧客一人ひとりにきめ細やかなアプローチが可能になります。
外注コストを抑えられるだけでなく、制作ノウハウが社内に蓄積されていく点も大きな利点です。

ただし、ターゲットリスト作成、デザイン制作、印刷、封入、発送といった多くの工程に時間と手間がかかることがある点には注意が必要です。
自社のリソースと制作規模を見極めたうえで、どこまでを内製化するかといったバランスを事前に検討することも大切です。

Canvaなら初心者でも簡単に高品質のDMを作成可能

Canvaは、豊富なテンプレートと直感的な操作により、デザインの専門知識がなくても高品質なDMを作成できるツールです。
郵送DM向けのポストカードやチラシのテンプレートはもちろん、メール・SNS・SMS向けのデザインテンプレートも用意されているため、あらゆるタイプのDM制作に対応できます。

紙媒体であれば、デザイン作成から印刷発注までCanva内で完結し、外部とのやり取りを最小限に抑えられます。
一方でデジタルDMの場合も、作成したデザインをそのまま画像やリンクとして即座に配信できるため、ターゲットへのスピーディーなアプローチが可能です。
さらに、AIによるキャッチコピー生成や多彩なフォントを活用すれば、媒体を問わずオリジナリティのあるDMを短時間で仕上げることができます。
DM作りでお悩みの方は、ぜひ一度挑戦してみてください。

まとめ

ダイレクトメール(DM)は、郵送・電子メール・SNSなど多様な媒体を通じて、ターゲットに直接情報を届けられる効果的なマーケティング手法です。
成果を出すためには、目的の明確化、コンセプト設計、ターゲットの細分化、パーソナライズといった事前準備が欠かせません。

Canvaを活用すれば、豊富なテンプレートと直感的な操作により、デザインの専門知識がなくても高品質なDMが手軽に作成できます。
郵送DMからデジタルDMまで幅広く対応し、デザイン作成から印刷発注までワンストップで完結する点も大きな魅力です。

まずはCanvaのテンプレートを覗いてみることから、DM制作の第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。ビジネスのあらゆるシーンに応える、多彩なデザインの世界が広がっています。

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