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Web会議の“セキュリティ対策”はできていますか? Web会議システムに必要な機能を解説

近年、新型コロナウイルス感染症の感染拡大や働き方改革などを受けて、テレワークの普及が進み、Web会議がさまざまな場面で行われるようになりました。

Web会議は、どこからでもリアルタイムに会話できて大変便利ですが、不正アクセスや情報漏えいなどのセキュリティリスクに注意する必要があります。

総務・人事部の担当者のなかには、「セキュリティリスクについて知りたい」「どのようなセキュリティ対策が必要なのだろうか」とお考えの方もいるのではないでしょうか。

この記事では、Web会議のセキュリティリスクや、Web会議システムのセキュリティ対策について解説します。


目次[非表示]

  1. 1.Web会議のセキュリティリスク
  2. 2.Web会議システムに必要なセキュリティ対策機能
    1. 2.1.①セキュリティコードの設定
    2. 2.2.②暗号化機能
    3. 2.3.③IPアドレス指定
    4. 2.4.④端末認証機能
  3. 3.安全なWeb会議を実現するZoom Meetings
  4. 4.まとめ


Web会議のセキュリティリスク

Web会議を行う際にセキュリティ対策を怠ると、不正アクセスによる機密情報の漏えいや顧客情報の流出などのリスクが高まります。

Web会議ルームのパスワードがない場合や、ID・パスワードが簡単な場合は、第三者が入室する可能性があります。その際、会議資料や動画を盗み見・盗聴されたり、重要な資料を不正ダウンロードされたりするリスクが考えられます。

そのほかのセキュリティリスクは、以下のとおりです。


▼セキュリティリスクの例

  • 端末の紛失・盗難による不正アクセス
  • 不正アクセスによる個人情報の流出
  • 情報の悪用によるインサイダー取引の発生
  • 社会的信用の低下
  • 損害賠償で訴えられる など


第三者によって情報を悪用されてトラブルが発生すると、企業の社会的信用が低下して顧客離れが起きたり、損害賠償で訴えられたりするおそれがあります。このようなトラブルを未然に防ぐために、Web会議を行う際は適切なセキュリティ対策を講じることが重要です。



Web会議システムに必要なセキュリティ対策機能

Web会議システムには、セキュリティコードの設定や暗号化機能など、主に4つの対策機能があります。


①セキュリティコードの設定

1つ目は、Web会議に入室するためのセキュリティコード(接続ID)を設定する機能です。

セキュリティコードは、Web会議に参加するためのパスワードとしての役割があります。セキュリティコードを知らない第三者は会議に参加できないため、不正アクセスへの対策として有効といえます。


②暗号化機能

2つ目は、インターネット上で動画・音声などのデータをやり取りする際に使用される暗号化機能です。動画・音声などの情報を、外部から読み取れないように暗号化することで、情報漏えいや改ざんを防止します。

暗号化の主な方法には、SSL暗号化通信とAES暗号化通信があります。2つの特徴や違いは以下のとおりです。


▼SSL暗号化通信とAES暗号化通信の特徴・違い

方法
特徴・違い
SSL暗号化通信
  • Secure Sockets Layerの略
  • SSLサーバー証明書・公開鍵暗号・共通鍵暗号などの技術を用いる
  • 認証情報・個人情報・クレジットカード情報などを安全に送受信する手段として使用される
AES暗号化通信
  • Advanced Encryption Standardの略
  • アメリカ政府内の標準として採用されている共通鍵暗号方式の暗号
  • セキュリティ強度が比較的高く、Web会議の暗号化手法として採用されている


③IPアドレス指定

3つ目は、Web会議の参加者をIPアドレスで指定する方法です。IPアドレスは、パソコンやタブレットなどの端末を識別するための住所になります。

Web会議に参加できるIPアドレスを指定することで、指定したIPアドレス以外の端末からは参加できないため、第三者のアクセスを防止できます。


④端末認証機能

4つ目は、パソコンやタブレットなどの端末を認証する機能です。端末製造時に付与された個別の番号(MACアドレス)を登録することで、指定された端末だけがWeb会議に参加できます。

指定されていない端末からはWeb会議に参加できないため、セキュリティ強度を保つことが可能です。



安全なWeb会議を実現するZoom Meetings

Web会議を行う際は、不正アクセスや情報漏えいを防ぐセキュリティ対策が重要です。

Web会議のセキュリティ機能が備わっている『Zoom Meetings』は、会議やチャット、電話などを1つのソリューションにまとめた『Zoom One』に含まれています。

Zoom Meetingsには、Web会議を保護するツールが複数備わっており、参加者のアクティビティや情報共有などを管理しています。たとえば、会議の情報を暗号化してデータを保護するAES暗号化通信や、主催者が承認するまで参加者が入室できない“待機室”などがあります。


▼Zoom Meetingsのセキュリティ対策の例

  • ビデオやチャットを暗号化してWeb会議のセキュリティを守る
  • 待機室を作成して、参加者の入室をコントロールする
  • 特定の参加者・全参加者をミュート・ブロックできる
  • 特定の参加者・全参加者のレコーディングを有効化・無効化する
  • パスコードを使用してミーティングを保護する など


Web会議システムを導入する場合は、セキュリティ対策機能が備わったZoom Meetingsを検討してみてはいかがでしょうか。なお、Web会議のメリットやZoom Meetingsについては、こちらの記事をご覧ください。

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まとめ

この記事では、Web会議のセキュリティ対策について、以下の内容を解説しました。


  • Web会議のセキュリティリスク
  • Web会議システムに必要なセキュリティ対策機能
  • 安全なWeb会議を実現するZoom Meetings


Web会議による不正アクセスや情報漏えいを未然に防ぐ方法として、セキュリティ機能のあるWeb会議システムの導入が挙げられます。

セキュリティ機能が備わったWeb会議システムとして『Zoom Meetings』があり、AES暗号化通信や待機室などの機能で安全なWeb会議を実現します。Web会議システムの導入にお悩みの方は、Zoom Meetingsの活用を検討されてはいかがでしょうか。

なお、Zoom Meetingsは、Zoom Oneライセンスとして購入可能です。

ソフトバンクグループ企業のSB C&S株式会社が運営する『Cloud Service Concierge』では、SaaS業界のサービスに精通した専門チームが、ツールの無料選定や導入支援サービスを承っております。Zoom Video Communications社のZoom MeetingsやZoom Rooms、Zoom Webinarsなど、さまざまなツールから貴社に必要なSaaS製品のご提案が可能です。Zoom製品のサービス内容や資料ダウンロードは、こちらをご覧ください。


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SB C&S株式会社内SaaS専門チーム「Cloud Service Concierge」が記事の執筆や監修を進めています。ブログ記事は、SaaSの基礎知識やSaaS製品の選定ポイントなどを中心に情報を発信しています。
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