
Canvaのビジネスプランとは?プロ・エンタープライズプランとの違いや法人導入のメリットを解説
Canva(キャンバ)は、プレゼン資料やSNS投稿、動画など幅広いコンテンツを手軽に作成できるデザインツールとして、企業での活用が急速に広がっています。
しかし、契約を検討される際に「無料版や個人向けのプロプランと何が違うのか」「法人向けプランを導入するとどのようなメリットがあるのか」と疑問を持つ担当者も少なくありません。
本記事では、Canvaビジネスプランの概要や各プランとの違い、自社に合うプランの選び方、企業が導入するメリットについて解説します。
※ 本ブログ記事の内容は、記事掲載時点の情報に基づいて記載されています。そのため、アップデートなどにより現行の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
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Canvaビジネスプランとは?
Canvaビジネスプランは、個人での利用ではなく、企業やチーム単位でCanvaを利用・管理したい組織向けのプランです。
個人での利用を中心とするCanvaプロに対し、ビジネスプランではブランドキットやデザインの承認設定、メンバー・デザイン資産の管理など、組織でCanvaを運用するための機能が強化されています。
一方、エンタープライズプランは、SSOや監査ログ、複数チームの組織管理など、より高度なガバナンスを必要とする大規模組織向けのプランです。
このように、Canvaビジネスは、個人中心の利用を想定したプロと、高度なガバナンス機能を備えたエンタープライズの間で、企業やチームによる組織的な運用に適したプランになっています。各プランの具体的な違いや選び方については、後ほど詳しく解説します。
Canvaビジネスプランの主な特徴
Canvaビジネスプランには、チームでデザインを作成・共有するための機能に加え、ブランドやアカウントを組織として管理するための機能が搭載されています。
ここでは、ビジネスプランで利用できる主な機能を紹介します。
ブランドの一貫性を保つブランド管理機能
「ブランドキット」はCanvaプロでも利用できますが、登録できるブランドキット数はプロが最大5個であるのに対し、ビジネスでは最大100個まで拡張されます。
企業ロゴやブランドカラー、フォントなどをブランドごとにまとめて管理できるため、複数のブランドやサービスを展開する企業でも、一貫したブランド運用がしやすくなります。
例えば、複数の事業ブランドを持つ企業では「ブランドごと」、複数の国や地域で事業を展開する企業では「ブランド×地域ごと」、店舗や施設を多数展開する企業では「ブランド×拠点ごと」にブランドキットを分けて管理するといった運用が可能です。
コーポレートブランド、各サービスブランド、採用ブランドなど、用途に応じてブランドキットを使い分けることもできます。
また、「ブランドコントロール」を利用することで、指定したブランド要素以外の使用や変更を制限できます。
本社やブランド部門がロゴ、カラー、フォントなどのルールを設定し、その範囲内で各事業部や営業、店舗スタッフなどが制作物を作成するといった、ブランド統制と現場での制作効率を両立した運用が可能です。
さらに、公開前に確認担当者へ承認を依頼するワークフローも設定できるため、組織内の確認手順に沿って制作物を管理できます。
ブランドや拠点が増え、制作に関わるメンバーが多くなる企業でも、ブランドの一貫性を保ちながら、組織全体でCanvaを活用しやすくなります。
関連記事:Canvaのブランド機能で社内デザインを統一する方法|Canva相談センター
チームの生産性を高めるコンテンツ共有・管理機能
Canvaビジネスでは、共有可能なフォルダーを活用して、デザインやブランド素材などを整理・管理できます。
チームで必要なコンテンツをフォルダーにまとめて共有することで、プロジェクトや業務ごとにデザイン資産を管理しやすくなります。
また、繰り返し使用するデザインをチームテンプレートとして登録し、メンバー間で共有することも可能です。
関連記事:Canvaのデザイン共有方法とは?権限設定やリンクの使い分けを解説|Canva相談センター
安全な運用を支えるセキュリティとAI管理機能
管理者は、メンバーの役割や権限を設定し、組織内のアカウントを管理できます。
担当者が退職・異動する際には、作成したデザインの所有権をほかのメンバーへ移行できます。
また、生成AI機能についても、管理者が組織内での利用可否や利用範囲を設定できます。
さらに、Canvaプロと比べてもAIの利用枠が拡大されているため、AIを活用した画像生成やコンテンツ制作をより多く行いたい企業に適しています。
※AI機能の利用上限や対象機能は変更される場合があります。最新の情報についてはCanva公式ページをご確認ください。
Canvaビジネスプランを導入するメリット
企業が個人管理の無料版やプロプランから法人向けプランへ移行することで、資料作成の効率化や外注コストの削減、デザイン資産の適切な管理につなげられます。
ガバナンスを確保しながら、組織のクリエイティブ業務を効率化できる点がメリットです。
業務効率化による生産性向上
ノンデザイナーでも直感的に使えるシンプルな操作性により、資料やバナーの作成スピードが上がり、本質的な業務にかける時間を増やせます。
PCだけでなくスマートフォンやタブレットからもアクセスでき、外出先や在宅勤務環境からでも場所を選ばずスムーズに修正・確認が行えます。
外部の素材サイトを探し回る手間を減らし、豊富なテンプレートや写真、動画、イラストなどをCanva内で利用できるため、制作をスムーズに進められます。
関連資料:デザイン業務の効率低下における課題とオンラインデザインツール活用した解決方法|Canva相談センター
デザイン運用の内製化によるコスト削減
チラシやバナー、営業資料など、定型的な制作物を社内で作成できるようになることで、外部の制作会社へ依頼する頻度を減らしやすくなります。
専門的なデザインが必要な制作物は外注し、日常的な更新や軽微な修正は社内で対応するなど、業務内容に応じて役割を分けることも可能です。
外注先への依頼や確認、修正のやり取りにかかる工数も抑えられるため、制作コストだけでなく、進行管理の負担軽減にもつながります。
セキュリティやガバナンスの向上
ビジネスプランでは、チーム単位でメンバーやデザイン資産を管理できます。
個人アカウントでの運用を減らすことで、担当者ごとにデザインが分散する状況を防ぎ、ブランドキットやテンプレートを組織で共有しやすくなります。
また、担当者が異動・退職した場合でも、デザインの所有権を移行できるため、重要なデザイン資産を継続的に管理できます。
これにより、組織全体で統一された運用を実現し、ガバナンスの向上につながります。
関連資料:情報システム部門向けCanva紹介資料|Canva相談センター
Canvaプロ・ビジネス・エンタープライズの違い
Canvaの有料プランにおける違いを一覧表にまとめました。
▼Canvaのプラン比較
項目 | プロプラン | ビジネスプラン | エンタープライズプラン |
主な前提・位置づけ | 個人依存のデータ管理 | 組織による基本的な管理・統制 | 大規模組織向けのリスク最小化・統制 |
データ・アカウント管理 | 個人管理(退職時に消失リスク) | 組織管理(所有権の移行が可能) | 組織管理(所有権の移行が可能) |
AI機能の制御・管理 | 個人依存 | 組織管理(管理者が利用範囲を制御) | 組織管理(管理者が利用範囲を制御) |
ブランドキット | 最大5キット | 最大100キット | 最大1,000キット |
デザインの承認設定 | なし | 1名に承認依頼が可能 | 複数名に承認依頼が可能 |
高度なガバナンス | なし | なし | あり(企業IDの統一、操作履歴の追跡) |
複数チームの組織管理 | なし | なし | あり(部署やグループ企業別の管理) |
ストレージ容量 | 100GB | 500GB/チーム | 1TB/チーム |
Canvaプロは個人中心の利用、ビジネスは企業・チームとしての基本的な管理・統制、エンタープライズは大規模組織における高度なガバナンスを想定しています。
次章では、法人利用においてどのプランを選んだらよいか、具体的な判断基準を解説します。
法人利用ではCanvaプロ・ビジネス・エンタープライズのどれを選ぶ?
法人でCanvaを導入する際、「プロ・ビジネス・エンタープライズのどれを選べばよいのか分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
実際にSB C&S株式会社へ寄せられるお問い合わせでも、プラン選定に関する相談が多くあります。
プランを選ぶ際は、Canvaで利用できる機能だけでなく、「利用人数」や「個人で管理するのか、会社として管理するのか」、「必要なセキュリティ・ガバナンスのレベル」を基準に考えることが重要です。
個人中心で利用するならCanvaプロ
Canvaプロは、基本的に個人を中心にCanvaを利用したい場合に適しています。
豊富なテンプレートや素材、AI機能などを活用できるため、個人でデザイン制作を効率化したい場合に選択肢となります。
一方、企業としてメンバーやデザイン資産を管理したい場合には、組織管理に対応したCanvaビジネスを検討するとよいでしょう。
企業・チームとして管理するならCanvaビジネス
Canvaビジネスは、個人任せの運用ではなく、企業やチームとしてCanvaを契約・管理したい場合に適しています。
ブランドキットの一元管理や承認設定、メンバー・デザイン資産の管理などに対応しているため、複数人でCanvaを利用しながら、組織として一定のルールに沿った運用を行いたい企業におすすめです。
「エンタープライズほど高度な管理機能は必要ないものの、プロによる個人管理からは脱却したい」という企業にとっても選択肢となります。
大規模組織で高度な統制が必要ならCanvaエンタープライズ
Canvaエンタープライズは、25ライセンス以上での導入を前提に、SSOや監査ログ、複数チームの組織管理など、高度なセキュリティ・ガバナンス機能を必要とする企業に適しています。
部署をまたいだ全社利用やグループ単位での大規模導入など、情報システム部門がアカウントや利用状況を厳格に管理する必要がある場合に検討するとよいでしょう。
一方、利用人数が25名未満の場合などは、必要な機能や管理方法に応じてプロまたはビジネスを検討することになります。
関連記事:Canvaエンタープライズプランの魅力とは?ビジネスに最適な機能を紹介|Canva相談センター
自社に適したプランが分からない場合は、利用人数だけでなく、現在のCanvaの利用状況やアカウント管理方法、必要なセキュリティ要件などを整理したうえで比較することが重要です。
関連記事:Canva無料版と有料版の違いは?最適なプラン選びのコツをご紹介|Canva相談センター
Canvaビジネスに関するよくある質問
Q.ビジネスプランでは請求書払いは可能ですか?
A.販売代理店を通じて契約する場合、請求書払いが可能です。
Canvaビジネスは、弊社のような販売代理店を通じて契約することで、請求書払いに対応できます。
そのため、請求書払いが必要な企業さまにも導入しやすいプランです。
契約方法やお支払いについて詳しく知りたい方は、こちらからお問い合わせください。
問い合わせはこちらから >
Q.複数名で利用する場合、人数分のライセンス契約が必要ですか?
A.はい。Canvaは1アカウントにつき1ユーザーでの利用となるため、利用人数分のライセンス契約が必要です。
1つのアカウントを複数名で共有して利用することはできません。
たとえば、5名でCanvaを利用する場合は、5名分のライセンスをご契約いただき、それぞれのユーザーが個別のアカウントで利用します。
そのため、ご契約いただくライセンス数(利用人数)に応じて、年間のご利用料金も異なります。
Q.社内ルールが整っておらず、AIの利用制限をかけることは可能ですか?
A.はい。CanvaビジネスやCanvaエンタープライズでは、AI機能に関する管理機能が用意されています。
管理者がチームメンバーのAI機能へのアクセスを管理できるため、社内のAI利用ルールや方針に合わせた運用が可能です。
利用できる管理機能や制御範囲について詳しく知りたい方は弊社へお問い合わせください。
まとめ
Canvaを法人で活用する際は、利用人数や管理方法、必要なセキュリティ・ガバナンスのレベルに応じて、自社に適したプランを選ぶことが重要です。
個人中心で利用する場合はプロ、企業やチームとしてアカウントやデザイン資産を管理したい場合はビジネス、大規模組織で高度な統制が必要な場合はエンタープライズが選択肢となります。
なかでもCanvaビジネスは、ブランド管理やAI制御、アカウントの一元管理など、組織でCanvaを運用するための機能を備えており、企業・チーム単位での導入を検討している場合に適しています。
『Canva相談センター』では、Canva製品に精通した専門コンシェルジュが導入に向けた無料相談を承っております。法人版Canva導入をご検討中やプラン選定にお悩みの担当者さまはお気軽にご相談ください。



