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Canva連携の設定手順と活用方法|Dropboxのデータ活用

「Canva」は単体でも強力なデザインツールですが、外部アプリやクラウドストレージと連携することで、その機能を大幅に拡張できます。

本記事では、制作データの散逸を防ぐだけでなく、ガバナンスを利かせるためにDropboxとの連携に焦点を当て、ファイル管理の効率化と作業スピードの向上について解説します。

目次[非表示]

  1. Canvaと外部アプリ連携の概要
    1. Canvaとは?その基本機能
    2. 外部アプリ連携が必要とされる理由
    3. Canvaが連携できる主な外部アプリ
  2. DropboxからCanvaへ:素材をダイレクトに活用する
    1. Dropboxからのメディアインポート手順
    2. クラウドストレージ連携のメリット
  3. CanvaとDropboxのアプリ拡張機能で使い慣れたツールを集約する
    1. Dropboxアプリ拡張機能の概要
    2. 主要なアプリ拡張機能の活用例
    3. ツール集約による業務効率化の効果
  4. Dropboxとの連携で実現する高度なファイル管理
    1. フォルダ一括アップロードと自動同期
    2. バージョン管理とファイル復元機能
    3. Dropbox連携による企業での活用シーン
    4. 大容量ファイル管理とストレージ最適化
    5. CanvaのデータをDropboxに戻すべき理由
  5. まとめ

Canvaと外部アプリ連携の概要

Canvaは外部アプリやクラウドストレージと連携することで、デザインワークフローの効率化とファイル管理の一元化が可能になります。

特にDropboxと連携することで、大容量の素材を扱うクリエイティブな現場では、作業時間を大幅に短縮できる強力な組み合わせです。
複数のツールを行き来する時間が減り、クリエイティブワークに集中できる環境を構築できます。

Canvaとは?その基本機能

Canvaはクラウドベースのグラフィックデザインツールであり、プレゼンテーション資料やSNS投稿画像、ポスター、動画編集など多様なコンテンツを作成できます。

豊富なテンプレートとドラッグ&ドロップ操作により、デザイン初心者でもプロフェッショナルな仕上がりが実現できます。
Canvaは2025年時点で月間アクティブユーザー数は2億6千万人を超えており世界中で利用されているデザインプラットフォームです。
ソフトウェアのインストールが不要なため、PCやスマートフォン、タブレットなど、あらゆるデバイスから同じデザインにアクセスできる利便性も大きな特徴となっています。

外部アプリ連携が必要とされる理由

デザイン制作に必要な素材(画像、動画、フォントなど)は複数のクラウドストレージやアプリに分散するため、作業効率が低下しがちです。

ファイルをダウンロードしてアップロードし直す手間を省き、使い慣れたツールとCanvaをシームレスにリンクさせることで、クリエイティブワークに集中できる環境が構築できます。
例えば、素材を探すために複数のフォルダやクラウドストレージを行き来する時間は、クリエイティブ職の生産性を大きく損なう要因の一つです。
外部アプリとの連携により、この無駄な時間を削減し、デザイン作業そのものに時間を使えるようになります。

Canvaが連携できる主な外部アプリ

Canvaは、Dropboxをはじめとする多くの外部アプリと連携可能です。
クラウドストレージのDropboxと連携すれば、大量のファイルを一括インポートできます。

さらに、Gmail、Vimeo、InstagramなどのアプリとDropboxを経由して連携させることで、使い慣れたツールをすべて1か所に集約し、マルチアプリ間の移動時間を削減できます。
これにより、デザイン制作に必要なすべてのリソースがCanva上で統合され、効率的なワークフローが実現します。

関連サイト:資料も、動画も、SNSも。全部Canvaで完結|「Canva相談センター」SB C&S株式会社

DropboxからCanvaへ:素材をダイレクトに活用する

CanvaはDropboxと公式連携しており、Dropbox内のファイルやフォルダにCanvaの画面内から直接アクセスできます。

ローカルPCの容量を気にせず、クラウド上にあるTBクラスの大容量素材を自由自在に扱えるようになります。
これにより、高解像度の画像や動画、RAWデータなど、サイズの大きなファイルも快適に管理できる環境が整います。

Dropboxからのメディアインポート手順

DropboxからCanvaへファイルをインポートする手順は非常にシンプルです。

まず、Canvaのエディター画面で左側のメニューから「アップロード」を選択し、「Dropboxから読み込む」をクリックします。
初回のみDropboxアカウントでログインして認証を完了する必要がありますが、一度設定すればその後はワンクリックでアクセスできます。

認証後、Dropbox内のフォルダ構造が表示されるため、使用したいファイルやフォルダを選択します。
複数のファイルを同時に選択でき、選択したファイルはCanvaのメディアライブラリに即座に追加されます。
Dropboxに保存している素材を直接Canvaで利用できるため、ダウンロードとアップロードの二度手間が完全に不要になります。

クラウドストレージ連携のメリット

ファイルのダウンロード・再アップロードの手間が不要になり、クラウド上のファイルを直接Canvaで利用できるためワークフローが劇的に改善されます。

複数のデバイスからアクセスできるだけでなく、外出先でもスマートフォンやタブレットからクラウド内の素材を使ってデザイン作業が可能です。
例えば、オフィスのPCで作業を開始し、移動中にスマートフォンで確認、クライアント先でタブレットを使って最終調整、といった柔軟な働き方が実現します。

すべてのデバイスで同じ素材にアクセスできるため、場所を選ばずクリエイティブワークを進められる環境が整います。

CanvaとDropboxのアプリ拡張機能で使い慣れたツールを集約する

Dropboxのアプリ拡張機能を使用すると、CanvaとDropboxをシームレスにリンクさせることができます。

複数のアプリを行き来する時間を削減し、Dropboxを中心としたハブ型のワークフローを構築することで、情報の分散を防ぎ生産性を向上できます。
この統合環境により、デザイナーは「どのツールにどのファイルがあったか」を考える時間がなくなり、純粋なクリエイティブワークに集中できるようになります。

Dropboxアプリ拡張機能の概要

Dropbox App Centerから必要なアプリ拡張機能をインストールすることで、Dropbox内から直接外部アプリの機能にアクセスできます。

Canva拡張機能をインストールすれば、Dropbox内のファイルをCanvaで直接開いて編集したり、Canvaで作成したデザインをDropboxに保存したりが可能です。
この双方向の連携により、ファイルの移動が不要になり、作業の流れが途切れることなくスムーズに進行できます。
特に、複数のプロジェクトを同時進行しているデザイナーにとって、この効率化は大きなメリットになります。

主要なアプリ拡張機能の活用例

Dropboxのアプリ拡張機能は、Canva以外の主要なツールとも連携できます。
例えばGmail拡張機能を使うと、メールに添付されたファイルをDropbox上で右クリックし、「Dropboxに保存」を選ぶだけで、クライアントから届いた素材をすぐにクラウドストレージに保存できます。
その結果、Canvaで使う素材を集める作業が効率的になり、メール添付ファイルを探す手間も減らせます。

また、Vimeo拡張機能を活用すれば、動画コンテンツをDropboxとVimeoの間で簡単に移動できます。
これにより、Canvaで動画編集する際のワークフローもスムーズになるでしょう。
さらに、完成した動画をVimeoに直接公開し、そのリンクをチームメンバーと共有するといった一連の流れも、すべてDropbox上で完結させることができます。

ツール集約による業務効率化の効果

複数のブラウザタブやアプリを開いてファイルを探す時間が削減され、ナレッジワーカーが1日に費やすアプリ間移動時間を大幅に短縮できます。
ファイルの保存場所を統一することで、「あのファイルはどこに保存したっけ?」という状況がなくなり、クリエイティブワークに集中できる環境が整います。
2023年に社内FAQシステムを提供するHelpfeel※1の実態調査によると、ナレッジワーカーは1日の業務時間の約20%をファイル検索やアプリ間の移動に費やしているとされています。
この時間を削減できれば、より多くのプロジェクトに取り組めるだけでなく、クリエイティブの質も向上させることができます。

※1 ZDNET Japan「社内情報の検索に費やす時間、1日1時間以上--Helpfeel、企業内検索について調査」|2023年2月16日 より引用

Dropboxとの連携で実現する高度なファイル管理

DropboxとCanvaの連携により、デザインプロジェクトに必要な素材を一元管理でき、複数のファイルとフォルダを一括でCanvaにアップロードできます。

Dropboxの強力な同期機能と大容量ストレージを活用することで、チーム全体でのデザイン制作が効率化され、バージョン管理も容易です。
特に大規模なプロジェクトでは、素材の管理が複雑化しがちですが、Dropbox連携によりこの課題を解決できます。

フォルダ一括アップロードと自動同期

Dropbox内の複数ファイルを一括で選択し、アップロードできます※2
この機能により、数百枚の画像や複数の動画素材をCanvaに取り込めます。

チームメンバーがDropboxにアップロードしたファイルは自動的に同期され、即座にCanvaで利用できるためリアルタイムなコラボレーションが実現します。
例えば、カメラマンが撮影した写真をDropboxにアップロードすれば、デザイナーは待ち時間なくその素材をCanvaで使い始められるでしょう。
この自動同期機能により、プロジェクトの進行速度がアップします。

※2 Dropbox内の複数ファイルを一括で選択・アップロード可能ですが、フォルダ単位でのアップロードには対応していません。必要に応じてDropbox上でファイルをまとめて選択してください。

バージョン管理とファイル復元機能

Dropboxのバージョン履歴機能により、誤って上書きしたファイルも※3遡って復元できるため、デザイン制作の安全性が向上します。

複数のデザインバリエーションを作成する際も、各バージョンをDropboxで管理することで、過去の案に簡単に戻すことができます。
クライアントから「やはり前のバージョンの方が良い」と言われた場合でも、以前のデザインを復元できるため、作業のやり直しを最小限に抑えることが可能です。

※3 有料プランのPlusは30日、ProfessionalとStandardは180日、Advancedは1年間以内を遡って復元できます。

Dropbox連携による企業での活用シーン

企業のマーケティングチームでは、キャンペーン用の画像素材をDropboxで一元管理し、CanvaでSNS投稿用のクリエイティブを迅速に制作できます。

営業資料やプレゼンテーション作成では、Dropbox内の製品画像やグラフをCanvaで直接読み込み、視覚的に訴求力の高い資料を効率的に作成できます。
製品発表会やセミナー前の限られた時間内でも、高品質な資料を短時間で仕上げられるため、ビジネスの機会損失を防ぐことも可能です。

大容量ファイル管理とストレージ最適化

デザインチームでは、大容量の動画ファイルやRAW画像をDropboxに保存し、Canvaで編集後、再度Dropboxに保存することでローカルストレージを圧迫せずに作業できます。

また、Dropboxに保存することで、チームフォルダや共有フォルダを使い、組織ごとにデータを管理できるようになります。
さらに、Dropboxの管理者は、退職したメンバーのアカウントからファイルを引き継ぐことも可能です。

Dropboxの2TB〜15TBのストレージプラン※4を利用することで、これまでのプロジェクト資料をすべて保管しておくことができます。
さらに、必要なときはすぐにアクセスして再利用できます。
特に、過去の成功事例や季節性のあるデザインは、翌年以降も活用できるため、資産として蓄積していく価値があるでしょう。

クラウドストレージの大容量プランを活用することで、この「デザイン資産」を無制限に保管し、いつでも引き出せる環境が整います。

※4 各プランによるストレージ容量はPlus 2TB、Professional 3TB、Standard チーム全体で5TB、Advancedチーム全体で15TB(容量を増やしたい場合は、Standard以上でアップグレードか追加ストレージを1TB単位~最大1,000TBまで購入可能。)

CanvaのデータをDropboxに戻すべき理由

Canvaのアカウントは個人または特定のユーザーにひもづいていることが多いため、退職時にそのアカウントが削除されると、保存されていたデザインやデータも一緒に失われてしまう可能性があります。
Dropboxのような共有ストレージに移動させることで、個人のアカウントに依存しない管理が可能になります。

また、成果物をDropboxに戻すことで、個人の所有物ではなく、企業の正式な資産として位置づけられます。
これにより、担当者の変更や退職があっても、データの引き継ぎがスムーズに行われ、企業の知識や資産が将来にわたって保護されます。

まとめ

Canvaと外部アプリの連携により、デザインワークフローが劇的に改善され、クラウドストレージからの一括アップロードで作業時間を大幅に削減できます。

特にDropboxとの連携では、複数のファイルとフォルダを一括でアップロードできます。
さらに、アプリ拡張機能により使い慣れたツールをすべて1か所に集約することで、企業のクリエイティブワークを加速させることが可能です。

デザイン制作に関わるすべてのメンバーが、同じ環境で効率的に作業できる仕組みを構築することで、チーム全体の生産性が向上し、より質の高いアウトプットを生み出せるようになります。

『Dropbox相談センター』では、導入事例やプラン比較、設定サポートなど、専門スタッフが企業の課題に合わせた最適な提案を行っています。

Dropboxの導入を検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

※Canva:CanvaはCanva Pty Ltd.の商標及び商標登録です。

※Gmail:GmailはGoogle, LLCの商標または登録商標です。

※Vimeo:VimeoはVimeo, LLCの商標または登録商標です。

※Instagram:Instagramは、Instagram Inc.の商標または登録商標です。

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SB C&S株式会社内SaaS専門チーム「Cloud Service Concierge」が記事の執筆や監修を進めています。ブログ記事は、SaaSの基礎知識やSaaS製品の選定ポイントなどを中心に情報を発信しています。
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