
Dropbox Dashとは?|AI搭載の「ユニバーサル検索/ナレッジ管理」ツールで『探す』時間を『考える』時間へ
Dropbox Dashは、AI搭載型のユニバーサル検索ツールとして、分散した情報を一元管理し業務効率を劇的に向上させます。
本記事では、Dropbox Dashの基本機能から特徴、そして企業での活用方法まで詳しく解説します。
2026年春以降に日本展開も予定されており、今後の情報管理の新しいスタンダードとなる製品です。
▼資料ダウンロードはコチラ
目次[非表示]
Dropbox Dashの概要とAI検索の革新性
Dropbox DashはAI搭載型のユニバーサル検索ツールとして、複数のビジネスアプリを横断して情報を検索・整理・共有できる情報ハブとして機能します。
Dropboxの調査によれば、日本のナレッジワーカーは情報を探すことに年間511時間も費やしています。
そのため、Dropbox Dashの活用によりこの問題が解決され、業務効率の向上が期待できます。
従来のように複数のアプリやフォルダを行き来して情報を探す時間が削減され、本来の業務である『考える時間』に集中できる環境の構築が可能です。
Dropbox Dashとは何か
Dropbox Dashは2024年10月に米国で提供開始されたAI搭載型ユニバーサル検索ツールです。
Google WorkspaceやMicrosoft 365、Salesforce、Notion、Asana、Slackなど各種ビジネスアプリを一括検索できます。
また、Dropbox Dashは、通常の個人向けDropboxプランには含まれず、Dropbox Standard/Advanced/Enterpriseプラン向けに提供される法人向け製品です。
Dropbox Dashは、ブラウザのタブやアプリを何度も切り替えて情報を探す必要がなくなり、1つの検索ボックスで社内にあるすべての情報にアクセスできる革新的なツールです。
例えば、「先月の営業会議の議事録」を探す際、従来であればGoogle ドライブ、Notion、Slackなど複数のツールを開いて検索する必要がありました。
しかしDropbox Dashなら、1回の検索ですべてのアプリを横断して結果を表示してくれます。
AI技術が実現する高度な検索機能
Dropbox Dashの検索機能は、単なるキーワードマッチングではありません。
機械学習により検索結果を改善し、ユーザーの検索履歴や行動パターンから最適な情報を検出するため、探している情報に最短でたどり着けます。
さらにAI活用機能(アンサー)は、社内ドキュメントなどに基づいて関連情報を要約表示し、自然言語(生活の中で普通に使う言語)での質問に対し即時に関連資料の抽出が可能です。
例えば、「昨日のマーケティング施策で決まった第一四半期の活動予算はいくら?」と質問すると、会議資料や議事録やスプレッドシートなどの自分がアクセスできる社内ドキュメントを横断して参照し、内容を要約して提示できます。
一般的な生成AIがインターネット上の一般知識をもとに回答するのに対し、Dropbox Dashは、インターネット上には公開されていない自社内のドキュメントやナレッジも含めて活用できる点が大きな特長です。
企業が抱える情報管理の課題
分散化とオンライン化が進む職場では、大量のブラウザタブ、クラウドアプリ、AIツールに情報が散らばりサイロ化※1しています。
Dropboxの2024年のプレスリリースによると「ナレッジワーカーの69%が1日に60分もアプリ間の移動に時間を使って」※2いるため、生成AIツールの急速な成長により社内情報を検索するよりもウェブ検索の方が簡単になっている状況があります。
この「情報サイロ化」問題は、企業の生産性を大きく阻害する要因となっており、Dropbox Dashはこの課題を根本から解決するために設計されました。
※1 情報のサイロ化:企業内で部門やシステムごとに情報が分断・孤立し、全体で共有・連携できない状態を指す
※2 AI 搭載型ユニバーサル検索ツールの新製品 「Dropbox Dash for Business」を発表 |2024.10.17より引用
Dropbox Dashの主要機能
Dropbox Dashはユニバーサル検索、アクティビティフィード(スタート ページ)、情報整理(スタック機能)、AI活用機能(アンサー機能)など多彩な機能を搭載しています。
これらの機能により、情報の検索・整理・共有・管理のすべてを1つのプラットフォームで完結でき、ワークフローを大幅に効率化できます。
各機能は個別に使うこともできますが、組み合わせることでさらに強力な情報管理環境が構築可能です。
ユニバーサル検索とスタート ページ機能
保存場所や内容を問わず、社内の情報を1つの検索ボックスで探せるようになりました。
また、Google ドライブやNotion、Asana、Slackなど、主要なビジネスアプリも一括で横断的に検索できます。
スタート ページ機能はダッシュボードとして活用できるだけでなく、ユニバーサル検索や最近作業していたコンテンツへのショートカット、ミーティングの開始などを1か所で完結します。
アクティビティフィードでは資料の更新情報が一覧表示されるため、チームメンバーが編集した最新版の資料を見逃すことがありません。
朝、スタート ページを開くだけで、その日に必要な情報すべてにアクセスできる環境が整います。都度専用のアプリを開かなくても、スタート ページがあれば確認できます。
スタック機能による情報整理
スタック機能は、案件やテーマごとに必要なファイルやリンクを集約できる機能です。
例えば「顧客A社向け提案」「新製品ローンチプロジェクト」など、仮想的なプロジェクトフォルダが作成できるため、個人レベルだけでなく企業レベルでスタックを作成できます。
社内外の人への細かな共有権限設定が可能であるため、チーム全体での情報共有が効率化されます。
例えば、プロジェクトに関連するGoogle ドキュメントの企画書、Slackでの会話履歴、Asanaのタスクリストなど、異なるアプリに散らばった情報を1つのスタックにまとめることで、プロジェクト全体を俯瞰できます。
AI活用機能(アンサー機能)とDashチャット
この章の冒頭でも少しご紹介したAI活用機能(アンサー機能)は、社内データに基づく検索結果の要約や補足を生成してくれます。
ユーザーが自社のコンテンツについて質問し、元の検索クエリに基づいてフォローアップの質問、回答、関連するコンテンツリンクを生成します。
例えば「A社の課題まとめて」「昨日の打ち合わせの要点出して」など自然言語で情報整理をAIが代行し、時間がないときの資料要点チェックや複数資料からの情報抽出を瞬時に実行できます。
この機能により、数時間かかっていた資料のレビュー作業が数分で完了するケースも出てくるかもしれません。
セキュリティとコンテンツガバナンス
Dropbox Dashはセキュリティ、プライバシー、制御を念頭に設計され、企業の機密情報を安全に管理できる強力なコンテンツアクセス制御機能を搭載しています。
コンテンツガバナンスプラットフォームであるNiraを買収したことにより、クラウドファイルを不正アクセスから保護する高度なガバナンス機能が搭載されました。
管理者は数回のクリックで機密文書を保護でき、主要なコンテンツプラットフォームを横断した情報管理を一元化できます。
情報の利便性とセキュリティは往々にして相反するものですが、Dropbox Dashは両立を実現しています。
詳細なコンテンツアクセス制御
権限のあるユーザーしか許可された情報を参照できないよう設計されており、強力なコンテンツアクセス制御により管理者に機密情報の可視化機能を提供します。
期限切れの権限を介して機密データにアクセスできそうな場所を可視化し、データ、クリエイティブキャンペーン、商業資産などの知的財産を保護できます。
例えば、退職した元社員がアクセス権を持ったまま放置されているファイルを検出し、一括で権限を削除するといった運用が可能です。
自己ホスト型AIによるデータ保護
Dropbox Dash for Businessでは、ユーザーのデータをDropboxのセキュリティ境界内で処理する設計が採用されているため、外部AIにデータを渡すことなく安全にAI機能を活用できます。
自己ホスト型AI※3(セルフホスト型)を採用しているため、最高レベルのデータプライバシーとセキュリティを保持し、データが外部のクラウドに送信されないため、機密情報や個人情報を安全に処理できます。
ユーザーのデータをDropboxの信頼境界内に留めることで、AIによる自社情報の使用方法について透明性を確保し、企業のセキュリティポリシーに準拠できます。
他社のAIサービスでは、入力した情報が学習データとして利用される可能性がありますが、Dropbox Dashではそのリスクがありません。
※3 自己ホスト型AI:サードパーティのクラウドサービスを利用せず、自社の物理サーバーやレンタルVPSなど、自身で管理する環境にソフトウェアを設置・運用する形態のこと
管理者による一元的な情報管理
機密性の高いデータを特定し、アセット数に関わらず大量の変更を一括管理できるため、情報ごとに行っていた煩雑な手作業が不要になります。
主要なコンテンツプラットフォームを横断して共有されている社内情報を1か所で確認でき、コンプライアンス対応や監査対応も効率化できます。
特に大企業では、何千何万というファイルの権限管理が課題となりますが、Dropbox Dashならダッシュボードから一括で管理できるため、管理工数を減らすことが期待されます。
企業での活用事例と日本展開について
マクラーレンF1チームを含む世界中の企業がDropbox Dashの効果を実感しており、チームが利用するさまざまなアプリやツールをシームレスにつないでいます。
日本では、SB C&S社が2026年春以降に国内での販売を開始する予定です。
グローバル企業での実績が、日本市場への期待をさらに高めています。
マクラーレンF1チームの導入事例
マクラーレン・レーシング※4では、単一のエコシステムに閉じ込めることなくチームが利用するさまざまなアプリやツールをシームレスに繋げ、すべての情報を1か所にまとめました。
常に向上を求めるチームにとって、すべてを一元化することを可能にしたDropbox Dashは貴重なツールとなり、データセキュリティを強化しながら生産性を向上させました。
F1という0.1秒を争う世界で、情報検索の時間を削減できることは大きな競争優位性となります。
※4 マクラーレン・レーシング(McLaren Racing Limited):1963年にブルース・マクラーレンにより設立されたイギリスのレーシング・チーム
日本のナレッジワーカーが抱える「年間511時間の検索ロス」という課題を解決
この記事の「Dropbox Dashの概要とAI検索の革新性」でも紹介したように、日本のナレッジワーカーは年間で511時間もの時間を情報検索に費やしています。
そこで、すべての業務ツールを一括検索し、案件ごとに情報を整理できるDropbox Dashを活用することで、情報検索時間を削減できるかもしれません。
案件ごとにスタックで資料をまとめて共有し、Dashチャットで過去資料を瞬時に検索することで、提案活動の準備工数が大幅に削減されるだけでなく、顧客対応に集中できるようになります。
この511時間を本来の業務に充てられれば、企業の競争力は大きく向上するでしょう。
関連サイト:“あの資料、どこだっけ?”から解放される! 情報管理の新しいカタチ|Dropbox Japan公式note 2025年9月10日
日本市場での展開予定
Dropbox Dashは2025年10月に「文脈」を認識できるAIチームメイトとして大幅なアップデートがリリースされ、Dropbox内でもDash体験が可能になりました。
Dropboxによると、日本のナレッジワーカーの83.4%がAIを業務で取り入れたいと回答しており、もっとも期待されている労働生産性向上をDropbox Dashによって実現できる可能性があります。
SB C&S社が2026年春以降に国内販売を開始予定であり、日本企業の情報管理と業務効率化を支援する体制が整いつつあります。
日本市場での本格展開により、多くの企業が「探す時間」から解放され、「考える時間」を取り戻せる日が近づいています。
まとめ
Dropbox DashはAI搭載型ユニバーサル検索ツールとして、複数のビジネスアプリを横断した情報検索やスタック機能による整理、強力なセキュリティ機能を提供します。
また、Dropbox Dashは2025年10月に大幅アップデートがリリースされたのち、SB C&Sより2026年春以降の国内販売が予定されています。
これまで以上に日本企業の情報管理を革新し、業務効率を劇的に向上させることが期待されます。この機会に、まずは自社の情報検索環境を見直してみませんか?
分散した情報を一元管理し、AIの力で「探す時間」を「考える時間」に変えることで、日本企業の競争力向上に大きく貢献するツールとなるでしょう。
『Dropbox相談センター』では、導入事例やプラン比較、設定サポートなど、専門スタッフが企業の課題に合わせた最適な提案を行っています。
Dropboxの導入を検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
※Google ドキュメント:Google ドキュメント、Google ドライブ、Google Workspaceは、Google LLCの商標または登録商標です。
※Microsoft 365:Microsoft 365は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
※Salesforce:Salesforceは、Salesforce, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
※Slack:SlackはSlack Technologies, Inc.の登録商標です。
※Notion:NotionはNotion Labs, Inc.の登録商標です。
※Asana:Asanaは、Asana, Inc.の米国およびその他の国における商標または登録商標です。




