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Dropbox Dashの保護と管理(PaC)機能とは?企業コンテンツの一元管理方法を解説

Dropbox Dashの「保護と管理(Protect and Control / PaC)」は、複数のクラウドアプリに散在する企業コンテンツを一元的に監視・管理できるセキュリティ機能です。
現代の企業ではDropboxをはじめとする複数のクラウドサービスを併用することが当たり前になっています。
それに伴い「誰が、何を、どこまで共有しているのか」を把握することが難しくなっています。

本記事では、Dropbox Dash の保護と管理機能の特徴や活用方法、導入メリットについて詳しく解説します。

目次[非表示]

  1. Dropbox Dashの「保護と管理」機能で解決できる企業の課題
    1. 「保護と管理」機能とは
    2. 企業が抱える課題と「保護と管理」による解決策
    3. 「保護と管理」機能の3つの柱
  2. 「保護と管理」機能による一元的なモニタリングと可視化
    1. 管理者用ダッシュボードで一元管理
    2. 高度なフィルター機能
    3. マルチクラウド環境のガバナンス強化
  3. インサイトに基づいたデータ保護と迅速な対応
    1. 実用的なアラート機能
    2. 共有状況の可視化によりリスクを特定
    3. ポリシー機能による自動管理
    4. 一括操作による問題修復
  4. Dropbox Dash の機能・プラン・導入方法
    1. Dropbox Dashの主要機能
      1. ユニバーサル検索機能 
      2. スタック機能
      3. スタート ページ機能
      4. AI活用機能(アンサー機能)
    2. 「保護と管理」機能を利用できるDash for Business
    3. 導入時の考慮事項
  5. まとめ

Dropbox Dashの「保護と管理」機能で解決できる企業の課題

本章では、Dropbox Dashの「保護と管理」機能がどのような企業の課題を解決するのか、その概要と中核となる3つの柱について説明します。

「保護と管理」機能とは

「保護と管理」は、複数のクラウドサービス(Dropbox、Microsoft 365、Google ドライブ)に分散した企業情報を一元化し、機密情報の漏えいを防止するためのセキュリティ管理機能です。
AI検索・整理ツール「Dropbox Dash」の管理コンソールの一部として提供され、マルチプラットフォームに対応しているため、Dropboxはもちろん、Dropbox以外の Microsoft 365やGoogle ドライブの共有も統合された1つのダッシュボードから可視化・制御できます。※1
これにより、各サービスの管理画面を個別に確認する手間が省け、不要な外部共有の特定や、機密ファイルの保護を効率的かつ確実に行うことが可能になります。

※1 閲覧・制御できる操作は、連携先アプリが提供する API に依存します。API から利用できない場合、一部の表示されるメタデータが欠落している可能性があります。

企業が抱える課題と「保護と管理」による解決策

多くの企業では、複数のクラウドサービスを個別に管理する際、管理に手間がかかるだけでなく、管理の見落としによって情報が漏洩するリスクもあります。
例えば、あるチームはDropbox、別のチームはGoogle ドライブ、さらに別のチームはOneDriveといったようにツールが分散していると、IT管理者が全体の共有状況を把握することは容易ではありません。

また、「保護と管理」機能を導入することで、退職者や異動者のアクセス権限や不要な共有リンクなどを一元的に検出・対応できるようになります。
「あのファイル、まだ共有されたままになっていないか?」といった不安を解消し、セキュリティリスクを未然に防ぐことが可能です。

「保護と管理」機能の3つの柱

「保護と管理」機能の中核となるのは、以下の3つの要素です。

  • 一元的なモニタリング:すべてのクラウドアプリを横断して、アクティブなリンクとファイルを1つの画面で可視化します。
    これにより、どのチームがどのツールで何を共有しているのかを即座に把握できます。
  • インサイトに基づいた保護:危険なアクセスやポリシー違反を知らせるアラート機能を通じて、リスクを早期に発見します。
    高度なフィルターを活用することで、更新日、リンクの種類、共有ステータス別にデータを分析できます。
  • 迅速な問題対応:ポリシー設定やアクセス権の一括削除により、問題が拡大する前に即座に対処します。
    すべての変更は操作履歴として記録されるため、対応内容の透明性も確保されます。

「保護と管理」機能による一元的なモニタリングと可視化

「保護と管理」機能の大きな強みは、複数のクラウドサービスに散在する情報を一元的に監視・可視化できる点にあります。
この章では、管理者用ダッシュボードの機能や、具体的にどのような情報を確認できるのかを解説します。

管理者用ダッシュボードで一元管理

「保護と管理」の管理者用ダッシュボードでは、ビジネスアプリのアクティブなリンクとファイルを1つの画面で確認できます。
チーム全体のコンテンツ共有状況を俯瞰(ふかん)し、ユーザーのアクセス権限を一元的にコントロールできるため、「誰がどのファイルにアクセスできるのか」を即座に把握します。

従来であれば、各クラウドサービスの管理画面に個別にログインして確認する必要がありましたが、「保護と管理」によりその手間が減らせるようになりました。

高度なフィルター機能

「保護と管理」には、更新日やリンクの種類、共有先ごとにデータを表示できる高度なフィルター機能があります。
この機能によって、必要な情報を素早く抽出できるだけでなく、会社のコンテンツと共有アクティビティを1カ所で確認・分析することが可能です。

例えば「過去30日以内に外部共有されたファイル」や「公開用の共有リンク」といった条件で絞り込めば、潜在的なリスクを素早く特定できます。

マルチクラウド環境のガバナンス強化

Dropbox、Google ドライブ、OneDriveなど、部門ごとに異なるプラットフォームを利用していても、組織全体のコンテンツを一貫したポリシーで管理できます。
この「アプリの垣根を越えた可視化」こそが、複雑化する現代のIT環境におけるセキュリティ管理の要となります。
特に、部門ごとに異なるクラウドサービスを利用している企業では、この横断的な可視化がセキュリティ管理の要となります。

インサイトに基づいたデータ保護と迅速な対応

「保護と管理」機能は、単に情報を視覚化するだけでなく、アラート機能やポリシー設定、一括操作といった機能を利用することで、問題が発生した際に迅速に対応できるようになっています。

実用的なアラート機能

「保護と管理」には、危険なアクセスやポリシー違反を知らせるアラート機能が備わっています。
このアラートによって、発生した問題の詳細をすばやく把握できます。
また、ポリシー設定時に「自動的に修正する」を選択してアクションを事前に設定しておくことで、ポリシー違反の共有に対するアクションを自動修正することが可能です。
このように、ポリシーに対するアラート通知および自動修正へのスムーズな移行ができるため、問題の確認から解決までを迅速に行うことが可能です。

従来の方法では、問題が発生してからログやデータを調査するのに多くの時間がかかっていましたが、「保護と管理」のアラート機能を活用することで、その時間を大幅に短縮できます。

共有状況の可視化によりリスクを特定

「保護と管理」では、「誰が・何を・誰に」共有したかが一目でわかります。これにより、不適切な共有を素早く特定し、対策を講じることができます。

例えば、退職予定者が機密性の高いプロジェクト資料を個人のメールアドレスや組織外のアカウントへ共有した場合、その「共有者」「対象ファイル」「共有先」を即座にリストアップできます。
Dropbox内だけでなく、連携しているGoogle ドライブやOneDrive上の不要な共有も一元的に監視できるため、クラウドをまたいだ情報の持ち出しを未然に防ぎ、迅速なリスク対処が可能です。

ポリシー機能による自動管理

「保護と管理(PaC)」のポリシー機能は、Dropbox・Microsoft 365・Google ドライブといった複数のクラウドサービスを横断して、不適切な共有設定がないかを毎日自動でスキャン(巡回)する仕組みです。
あらかじめ設定したルールに基づき、以下のように「リスクの発見」から「対処」までを自動化します。

  • リスクの自動検出:「誰でも見られるリンク(オープンリンク)」が発行されていたり、機密情報が外部ユーザーに共有されていたりする場合に、システムがそれらを即座に見つけ出します。
  • 2つの対処アクション:見つかったリスクに対して、管理者に「アラート通知」で知らせるか、あるいはシステムが即座に共有リンクを削除するなどの「自動修正」を行うかを、状況に合わせて設定できます。

これにより、管理者が各サービスの管理画面を一つずつチェックする膨大な手間を省き、複数のサービスにまたがる機密情報の漏洩リスクを一元管理で効率的に防ぐことが可能になります。

一括操作による問題修復

管理対象のデータが膨大な場合でも、フィルターで抽出した対象に対してアクセス権の一括削除などの修復アクションを即座に実行できます。

すべての操作は詳細な履歴(ログ)として記録されるため、「いつ・誰が・どのような処置を行ったか」を明確に把握でき、監査やコンプライアンス対応もスムーズになります。
また、異動や退職時のアクセス権取り消しをワンステップで完結できるため、人為的なミスも防げます。

Dropbox Dash の機能・プラン・導入方法

この章では、Dropbox Dashの全体的な機能や「保護と管理」機能を利用できるプラン、そして導入時に知っておくべきポイントについてまとめます。

Dropbox Dashの主要機能

Dropbox Dashは、企業が利用するさまざまなクラウドアプリの情報をAIでつなぎ、検索・整理・保護する統合プラットフォームです。主な機能として、以下のようなものがあります。

ユニバーサル検索機能 

すべての連携アプリを横断的に検索できるAI検索機能です。
「あのファイル、どのサービスに保存したっけ?」といった悩みを解消し、必要な情報に素早くアクセスできます。
クラウドストレージ、チャット、カレンダー、メモなど複数のツールを同時に検索します

スタック機能

関連ファイルをAIが自動でグルーピングし、プロジェクトごとにまとめて管理・共有できる機能です。
新入社員のオンボーディング資料をまとめたり、プロジェクトの成果物を一元管理したりと、幅広い活用が可能です。

スタート ページ機能

ブラウザの新規タブを開くたびに、AIがその時のユーザーに最適な情報を提示します。
次の会議の予定や、最近編集したファイル、よく使うファイルのショートカットなどが一画面に集約されるため、アプリを切り替える時間を最小限に抑え、スムーズに業務を開始できます。

AI活用機能(アンサー機能)

AIが連携アプリやファイルを横断的に解析し、質問に直接回答する対話型機能の1つです。
資料の抽出・要約と同時に出典も明示するため、情報の裏付けもスムーズに行えます。
膨大なデータから探す手間を省き、自然な言葉で即座に業務の疑問を解決できるのが特徴です。

※関連ブログ:Dropbox Dashとは?|AI搭載の「ユニバーサル検索/ナレッジ管理」ツールで『探す』時間を『考える』時間へ|Dropbox相談センター

「保護と管理」機能を利用できるDash for Business

「保護と管理」機能は、企業向けプラン「Dash for Business」にて提供されます。
本プランでは、会社ディレクトリ連携やクラウド横断の権限管理、セキュリティポリシーの自動化、専任サポートなど、高度なガバナンス機能が利用可能です※2

なお、国内ではSB C&Sより2026年春以降の販売が予定されています。

※2 Dash for Businessの最小契約数や請求形態等の提供条件は、地域や販売代理店や契約時期により異なるため、導入に際しては最新情報をご確認ください。

導入時の考慮事項

チームで利用を開始する前に、既存のドキュメントのアクセス許可を確認しておくことが推奨されます。
特に、外部と共有されているファイルやフォルダを整理し、不要な共有を事前に整理しておくと、導入後の運用がスムーズになります。

また、接続できるアプリ数に厳格な制限はありませんが、効率的な運用のためには必要なアプリのみを接続することが望ましいでしょう。
不要なアプリまで接続すると、管理対象が増えてノイズも増加し、かえってセキュリティ管理の効率が低下する可能性があります。

まとめ

Dropbox Dashの「保護と管理」機能は、複数のクラウドサービスに散在する企業コンテンツを一元的に監視・管理できる、現代の企業にとって不可欠なセキュリティソリューションです。

「保護と管理」機能はDash for Businessプランで提供され、国内ではSB C&Sより2026年春以降に販売開始が予定されています。
クラウドセキュリティの強化を検討されている企業の方は、ぜひお問い合わせください。
また、以下のリンクから資料ダウンロードもできます。

※Google ドライブ:Google ドライブは、Google LLC の商標または登録商標です。

※Microsoft 365:Microsoft 365は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

※OneDrive:OneDrive は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。

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